Ars cum natura ad salutem conspirat

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開館以来8年にして初めてです。


世田谷美術館分館・清川泰次記念ギャラリーでは、年3回の会期ごとにテーマを設けて、収蔵品の入れ替えを行い展覧会を開催してまいりました。


2003年秋の開館以来、清川泰次(1919-2000)の絵画作品で構成した展覧会と、2006年度以降しばらくの間は、清川氏が学生時代から撮りためていた、時代の記録として高い評価を得ている写真作品で構成した展覧会を開催いたしました。

そして目下、世田谷美術館が本年3月30日まで改修工事のため休館中であることから、清川泰次作品に加え世田谷美術館収蔵の、清川氏と同時代に活躍した日本人作家たちの作品を紹介しています。


世田谷美術館が収蔵する清川泰次以外の作品を、当館でゆっくり堪能していただける機会は、普段滅多にありません。開館以来8年にして初めて、清川泰次の作品とあわせて、他の世田谷美術館収蔵の作品が並ぶ展示が、清川泰次記念ギャラリーで実現しました。


本展では、それぞれの作家のメリハリのきいた色づかいが美しい絵画、彫刻を、ゆったりとした空間で鑑賞していただけるよう15点を紹介、作家それぞれの洗練された表現と魅力を伝えています。


まっ白な直方体の建物の中にある、清川氏が実際に作品を制作していた天井高5メートルを超える空間、モダンな感覚があふれるアトリエが当館の展示室です。


館内ではご自身の感性にぴったり合った画家を見つけるなど、これまでにはない新たな発見があるかもしれません。


新しい年の初めに当たり、成城の閑静な住宅街に建つアトリエ兼住居を改装した世田谷美術館分館清川泰次記念ギャラリーを、美術館巡りの一館に加えていただき、ぜひ、お立ち寄り下さい。


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