Ars cum natura ad salutem conspirat

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一枚の絵から-アンリ・ルソーの作品から始まるドラマ


現在開催中の展覧会「アンリ・ルソーから始まる 素朴派とアウトサイダーズの世界」は、まさに当館が所蔵しているルソーの作品4点(1点は版画作品)から始まる展覧会です。

油彩作品3点は、まずパリの入市税関として働いていたルソーの仕事場でもあったパリのセーヌ川の河岸の風景を描いた《サン=ニコラ河岸から見たシテ島》。ルソーが恋した女性の亡くなったご主人を描いて、その女性に贈った人物画《フリュマンス・ビッシュの肖像》。そしてルソーが生きた時代、パリ市の大改造計画の中で整備された公園のひとつビュット=ショーモン公園を描いた《散歩(ビュット=ショーモン)》です。いずれもそれぞれ特徴のあるルソーならではの独特な世界感を持った作品たちです。

 この展覧会では、会期中の毎週土曜日午後1時から、これら油彩3点の内1点をとりあげ、その作品の前で15分から20分程度の創作劇を行っています。制作・出演は、世田谷美術館の地元、用賀出身の若者たちによるアマチュア劇団<studio 池>の皆さん。彼らは、今回の創作劇をつくるために、事前にルソーや作品のことなどいろいろと調べ、ルソー作品の魅力をどう引き出すか試行錯誤してくださいました。ルソーの作品から果たしてどんなドラマが生まれたのか・・・是非、ご来場お待ちしています。新たなルソー作品の魅力を発見できるのではないでしょうか?          


池×世田谷美術館 ルソー3部作「セレニテ」


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