Ars cum natura ad salutem conspirat

カテゴリー:日本の自画像


セタビ Podcasting Vol.18


「新たな視点が捉えた日本の戦後」


ゲスト:マーク・フューステル(日本写真史研究家)

     多田亞生(ただつぐお、岩波書店編集者、本展図録編集)


ナビゲータ:高橋直裕(本展担当学芸員)


「日本の自画像 写真が描く戦後 1945-1964」展は、1冊の写真集『日本の自画像』(岩波書店、2004年)がきっかけとなって、5年ののち実現の運びとなりました。


その写真集を編纂したマーク・フューステル氏と多田亞生氏をお招きし、展覧会開催に至るまでの経緯などについてお話をうがかいました。



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「自画像」としての日本・戦後復興期


 敗戦から東京オリンピック、1945年から1964年という時代は、激動の昭和の後期、誰もが焦土からの再出発を余儀なくされた時代、そして高度経済成長とともに、奇跡的ともいうべき復興を果たした時代でした。


それはまさに、わたくしたちのこの国の原質が、手探りのなかで改めて塑像されていった、「自画像」と呼ぶにふさわしい時代だったともいえるでしょう。そこに焦点を当てた写真展が、現在、世田谷美術館で開催されています。


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