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これまでの企画展

終了

2007.01.04 - 03.11

生誕120年
富本憲吉展

開催概要

近代陶芸の巨匠・富本憲吉の全貌に迫る大回顧展

近代陶芸の巨匠として広く人々に知られる富本憲吉は、1886年、奈良県安堵村に生れ、2006年が生誕120年にあたります。東京美術学校(現・東京藝術大学)図案科に入学し、建築と室内装飾を学び、早期に卒業制作を提出して英国に留学しました。そこでウィリアム・モリスやホイッスラーらの仕事を目の当たりにし、大いに触発されます。帰国後、バーナード・リーチと親交を結び、安堵村の自宅に楽窯を築いて制作した楽焼から、本格的な作陶の道へと入っていきました。1926年には上京し、千歳村(現・世田谷区上祖師谷)に新居と窯を築き、終戦まで制作の拠点としました。戦後は京都に活動の場を移し、東京時代に会得した色絵磁器の技術の洗練のみならず、金銀彩の世界に新境地を見出し、1955年には「色絵磁器」で、第1回重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。
1963年に他界するまでの約50年にわたる多彩な作陶活動は、「模様から模様をつくる可からず」という信念のもと、オリジナルな形と模様をひたすらに追求し、用と美の結合という工芸のあり方を求めて格闘した遍歴の軌跡でもあります。
本展は、富本憲吉の生誕120年を記念し、大和時代、東京時代前期の楽焼・土焼・染付・白磁から、東京時代後期、京都時代の色絵・金銀彩まで、全時代の代表作をそろえるとともに、留学先のロンドンでのスケッチや絵手紙、自刻自摺の木版画や装幀本といった多彩な資料など約250点で富本憲吉の全容に迫ります。

基本情報

会期:
2007年1月4日(木)〜3月11日(日)
休館日:
毎週月曜日[ただし1月8日/2月12日[月・祝]は開館、1月9日/2月13日[火]は休館]
開館時間:
午前10時〜午後6時(入館は閉館の30分前まで)
会場:
世田谷美術館1階 企画展示室
主催:
世田谷美術館、朝日新聞社
協賛:
日本写真印刷(株)、ゆとりスタイル、(財)材料科学技術振興財団
協力:
富本憲吉記念館、全日本空輸(株)
助成:
芸術文化振興基金
後援:
世田谷区

観覧料

一般1,000(800)円、大高生/65歳以上700(560)円、中小生400(320)円 
( )内は20名以上の団体料金、障害者割引あり

開催概要

近代陶芸の巨匠・富本憲吉の全貌に迫る大回顧展

近代陶芸の巨匠として広く人々に知られる富本憲吉は、1886年、奈良県安堵村に生れ、2006年が生誕120年にあたります。東京美術学校(現・東京藝術大学)図案科に入学し、建築と室内装飾を学び、早期に卒業制作を提出して英国に留学しました。そこでウィリアム・モリスやホイッスラーらの仕事を目の当たりにし、大いに触発されます。帰国後、バーナード・リーチと親交を結び、安堵村の自宅に楽窯を築いて制作した楽焼から、本格的な作陶の道へと入っていきました。1926年には上京し、千歳村(現・世田谷区上祖師谷)に新居と窯を築き、終戦まで制作の拠点としました。戦後は京都に活動の場を移し、東京時代に会得した色絵磁器の技術の洗練のみならず、金銀彩の世界に新境地を見出し、1955年には「色絵磁器」で、第1回重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。
1963年に他界するまでの約50年にわたる多彩な作陶活動は、「模様から模様をつくる可からず」という信念のもと、オリジナルな形と模様をひたすらに追求し、用と美の結合という工芸のあり方を求めて格闘した遍歴の軌跡でもあります。
本展は、富本憲吉の生誕120年を記念し、大和時代、東京時代前期の楽焼・土焼・染付・白磁から、東京時代後期、京都時代の色絵・金銀彩まで、全時代の代表作をそろえるとともに、留学先のロンドンでのスケッチや絵手紙、自刻自摺の木版画や装幀本といった多彩な資料など約250点で富本憲吉の全容に迫ります。

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