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企画展
自然や暮らしに密接したモチーフ、明るい色彩、モダンななかにもかわいらしさを感じさせる親しみやすいパターン。見ているだけで心が躍るようなスウェーデンのテキスタイルデザインは、季節を問わず室内を明るく彩り、同国の人々の日常に喜びを与えてきました。他の北欧諸国と同様に、長い冬を過ごすスウェーデンにおいて、デザインは日々の生活を心地よく過ごすための大切な手段であるという視点が根付いています。古くは各地に伝わる伝統的な手工芸にはじまり、織物を中心とする繊維産業が発展しますが、やがて20世紀半ばの技術革新によってプリント・テキスタイルのデザインが花開き、国際的にも注目されます。本展ではその知られざる魅力を、モチーフ、デザイナー、暮らしとの関わりという3つの視点からひもときます。スウェーデン在住の個人コレクター、サラ・アクステイリウス氏の所蔵によるヴィンテージ・テキスタイルのコレクションを中心に、スウェーデン国内の美術館やアーカイヴの協力を得て、約200点もの貴重な作品と関連資料が揃います。【展示構成】プロローグ 変わりゆく気配のなかで20世紀前半、スウェーデンのテキスタイル産業の発展前夜に活躍した女性たちを紹介します。エルサ・グルベリ(1886-1984)、エストリッド・エーリクソン(1894-1981)、リスベット・ヨブス(1909-1962)、ゴッケン・ヨブス(1901-1961)第1章 モチーフが織り成す物語身近な自然や暮らしにまつわる事物、子どもたちに人気の動物たちといった具象的なモチーフから、抽象的なパターンや日本的なイメージをデザインしたものまで――「草花」「果物」「動物」「幾何学」「日本」「暮らし」「物語」「サマーバカンス」の8つのテーマごとに、スウェーデンのテキスタイルのグラフィカルな魅力に迫ります。第2章 デザインを紡ぐ人々スウェーデンのテキスタイルデザインをけん引した、6名の重要なデザイナーに注目。それぞれの個性あふれる作品を、資料もまじえて紹介します。イェータ・トレーゴード(1904-1984)、アストリッド・サンペ(1909-2002)、ヴィオラ・グローステン(1910-1994)、イーネス・スヴェンソン(1932-2005)、スヴェン・フリステット(1940-2025)、チキ・マットソン(1947-)第3章 暮らしのなかのテキスタイルテキスタイルデザインと深く紐づく、インテリアとファッション。北海道東川町のコレクションによる同時代の家具や陶磁器をまじえて、スウェーデンの個人コレクターが収集したカラフルな衣服も紹介します。エピローグ 未来へ受け継ぐ長い歴史を紡ぐスウェーデンのテキスタイル文化の保存・普及と、未来へ向けた動きについて紹介。1924年創業の老舗インテリアブランド、スヴェンスク・テンで2018年に作品が商品化された、日本人アーティストの宇都宮琴音によるアイテムも展示します。■子どもたちの作品展示夏休みのプレワークショップで制作する子どもたちのアートワークを、展示室出口のスペースにて展示予定。エピローグで紹介するアーティスト、宇都宮琴音との自由な創造のコラボレーションをお楽しみください。※ワークショップの詳細は「関連イベント」からご覧ください。

イベント
『北欧ヴィンテージテキスタイルブック』(2021年)などを企画し、本展の図録制作にも携わった澤田美佳氏に、スウェーデンのテキスタイルとの出会いやその魅力について、編集者ならではの視点から語っていただきます。

イベント
2004年から企画展開催期間中の毎週土曜日に開催してきた名物イベント「100円ワークショップ」。小さいお子様から大人の方まで、どなたでもその場で気軽にご参加いただけ、その時に開催中の展覧会に関連した満足度の高い創作体験ができる人気講座です。企画・運営:世田谷美術館鑑賞リーダー(美術館ボランティア)●100円ワークショップについて 詳しくはこちらをご覧ください

イベント
緑あふれる美術館で、夏休みの思い出をつくろう。世田谷美術館では、9月19日(土)から11月15日(日)にかけて、「スウェーデン・テキスタイル 暮らしと自然に息づく北欧デザイン」展を開催します。スウェーデンの冬は日本よりずっと長く、太陽の光があまり届かない季節が続きます。そんな冬を楽しく過ごすために、スウェーデンには夏の自然や思い出をデザインした布をお部屋にかざるすてきな文化があります。このイベントでは、そんなテキスタイル(布)作品に込められた思いを知ったあと、美術館の周りの自然を観察します。発見したことをもとに、みんなで大きな画面に私たちの夏の思い出をたくさん描きましょう。完成した作品は9月開催のスウェーデン・テキスタイル展会期中、館内に展示予定。イベント最終日(9月27日)は完成した作品と展覧会をみんなで鑑賞します。リーダー:宇都宮琴音(絵本作家・アーティスト)多摩美術大学生産デザイン学科卒業(テキスタイルデザイン専攻)、プラハ工芸美術大学のイラストレーション&グラフィック学科修士課程修了。スウェーデンの老舗インテリアブランド、スヴェンスク・テンにて商品化された作品が、本展覧会でも紹介されている。現在は絵本作家、アーティストとして活躍中。宇都宮さんの目を通すと、何気ない自然の景色が今にもおしゃべりをはじめそうなかわいらしい植物や生き物に姿を変えます。