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フィンセント・ファン・ゴッホ《郵便配達人 ジョゼフ・ルーラン》 |
スイス発―知られざるヨーロピアン・モダンの殿堂
8月7日~10月11日 1階展示室
ゴッホ、モネ、ルノワール、ピカソ、ルソー、クレー、ジャコメッティ…90作品すべてが日本初公開!
スイスの小都市ヴィンタートゥールは資産家たちが優れた美術品を集めた文化都市として美術愛好家の注目を集めてきました。その美術館はヨーロッパ近現代美術の優れたコレクションで知られますが、これまでまとめて館外で展示されることはありませんでした。本展は、この珠玉のコレクションを、国際巡回の一環として、日本で紹介するものです。ゴッホ、モネ、ルノワール、ピカソなど巨匠に混じり、当館に関係の深いアンリ・ルソーの名品、またクレー、ジャコメッティらスイスゆかりの著名作家の優品を展示。出品作品90点すべてが日本初公開となります。
| 会期: | 2010年8月7日(土)~10月11日(月・祝) |
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| 休館日: | 月曜日[ただし、9/20と10/11は開館、9/21は休館] |
| 開館時間: | 午前10時~午後6時(入場は閉館の30分前まで) |
| 会場: | 世田谷美術館 1階展示室 |
| 観覧料: | 一般1,300(1,100/1,000)円、65歳以上/大高生1,100(900/800)円、中小生600(500/400)円 |
| ( )内は前売料金/20名以上の団体料金 | |
| ※ 8月中に限り、中小学生は無料 | |
| チケット販売所:当館ミュージアムショップ、電子チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスほか、主要プレイガイド。 チケット詳細はこちら | |
| ※8月7日以降は当日料金にて販売。 | |
| スペシャル前売チケット(販売期間5/15~8/6) | |
| ・スイスグラスワイン1杯付チケット1400円 | |
| ・図録&音声ガイド付チケット3300円 | |
| 障害者の方は、当館受付にて手帳ご提示で以下の観覧料となります。障害者(一般、65歳以上)当日600円(前売り500/団体400)円、障害者(小・中・高・大学生)無料、介助の方 (障害のある方1名につき1名無料) | |
| 主催: | 世田谷美術館(財団法人せたがや文化財団)、読売新聞社、テレビ朝日、美術館連絡協議会 |
| 後援: | スイス大使館、ニッポン放送、世田谷区、世田谷区教育委員会 |
| 協賛: | JT、ライオン、清水建設、大日本印刷、トップアート |
| 特別協力: | ぴあ |
| 協力: | 日本航空、Lufthansa Cargo AG、スイス インターナショナル エアラインズ |
8月21日(土) 14:00~15:30
講演会「アルベルト・ジャコメッティと父ジョヴァンニ(スイス印象派の画家)をめぐって」
9月11日(土) 14:00~15:30
講演会「心の山並みを描くスイスの画家たち」
9月25日(土) 14:00~15:30
講演会「ナビ派とその時代」
8月7日~28日の期間中 毎金・土曜日 13:00~14:00
「ギャラリーガイド」小中学生対象
8月7日~28日の期間中 毎金・土曜日 14:00~16:00
「100円ワークショップ」
8月10日(火)~13日(金) 10:30~16:00
「子ども美術大学」
8月28日(土) 18:30~20:00
「ナイトツアー」
9月9日(木)、16日(木)各日15:00~16:00
「子どもとデート」
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アルフレッド・シスレー 《朝日を浴びるモレ教会》1893年 油彩、カンヴァス |
西洋の「近代」は、伝統や慣習を振り払い、何よりも「個人の感性」を重視することから出発しました。ヨーロピアン・モダンの展開をたどる本展は、まずその個性的な美を切り開いたロマン主義の代表者ドラクロワのオリエンタリズムの作品から始まります。民衆の芸術をめざしたドーミエの彫刻、そして私たちに馴染み深い印象派の画家たち、ピサロ、シスレー、ルノワールなどを展示します。
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オディロン・ルドン 《野の花》1905-1908年頃 油彩、カンヴァス |
移ろいゆく光のなかで変幻していく事物を描いた印象派に対し、自己の内面の幻想へ眼を向けたのが、ゴーギャン、ゴッホ、ルドンらでした。この章は、本展でもハイライトとなる印象派以降の絵画に加え、近代彫刻の創始者ロダンと彼につづいたマイヨール、デスピオ、そしてイタリア人ロッソの彫刻を紹介します。
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フェルディナント・ホードラー 《ジュネーヴ湖畔の柳》1882年頃 油彩、紙 |
フランスに端を発した近代、とりわけ印象派のドイツ、スイスへの広がりをご紹介する章。リーバーマンやコリントら「ドイツ印象派」の画家とともに、スイスの国民画家であるアンカー、スイス近代を代表するホードラー、そして彫刻家アルベルト・ジャコメッティの父ジョヴァンニ・ジャコメッティなど日本ではなかなか眼にすることのない魅力ある作品が並びます。
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モーリス・ドニ 《エヴァ・ムリエの肖像》1891年 油彩、カンヴァス |
19世紀から20世紀への橋渡しとして、ナビ派、フォーヴィスム(野獣派)、エコール・ド・パリの画家たちに注目します。第2章で紹介したゴーギャン、ルドンを敬愛し、ナビ(預言者)と自称するモーリス・ドニ、ボナール、ヴュイヤールら、またヴラマンク、マルケらフォーヴィスムの画家たち、そしてユトリロのパリ。20世紀初頭のパリに集った前衛たちの様々な様相を映し出す章です。
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フェリックス・ヴァロットン 《5人の画家》1902-1903年 油彩、カンヴァス |
前章のナビ派の一員、フェリックス・ヴァロットンは、スイス出身であり、「外国のナビ」とあだ名されていました。フランスに帰化し、パリで没しましたが、いわゆるナビ派を脱した後、彼が描いた清明な写実の世界は、やはりスイスにその原点があるといえるでしょう。彼と同世代のスイスの画家ととともにスイスの具象絵画を展示します。
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アレクセイ・フォン・ヤウレンスキー 《ルネサンス風の頭部》1913年 油彩、厚紙 |
20世紀初頭のドイツは、若い前衛たちによる激しい自己表出への欲求で幕を開けます。美術、文学、舞台芸術など様々なジャンルにその表れをみたこの傾向は、表現主義とよばれ、ドイツのみならず、ヨーロッパ全域へと広まっていきました。本章では、その中心となった「ブリュッケ」や「青騎士」グループから、ヘッケル、ヤウレンスキー、ココシュカ、そしてバウハウス時代のカンディンスキー、クレーの作品に加え、レームブルックらの彫刻も紹介しています。
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ファン・グリス 《ピエロ》1919年 油彩、カンヴァス |
表現主義とならび前衛絵画の出発点となったのが、ピカソとブラックが創始したキュビスム(立体主義)でした。黒人彫刻にインスピレーションを得て、事物を幾何学的な形態に還元していこうとするこの革命的な動向は、ヨーロッパ各地に拡大し20世紀美術に大きな影響を残します。本章では、やがて抽象へといたるこの動向を、ピカソ、ブラック、レジェ、ル・コルビュジエらの絵画、そしてマックス・ビルの純粋抽象彫刻で紹介します。
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アンリ・ルソー 《赤ん坊のお祝い!》1903年 油彩、カンヴァス |
20世紀初頭の前衛たちが影響を受けたものの中には、原始美術、黒人芸術、子供の造形とともに、素朴派と呼ばれる作品群がありました。いわゆる美術教育を受けずに描く素人作家たちの作品に、彼らは「純粋な創造」を見出しました。素朴派を代表するアンリ・ルソーは、シュルレアリスムの作家たちにも多大な影響を残しています。本章では、フランス、スイスの素朴画家たちと「魔術的リアリズム」を共有する画家を展示。そして、独特の境地によって新たなリアリズムを獲得したスイスの彫刻家アルベルト・ジャコメッティとイタリアの画家ジョルジオ・モランディーの作品で本展の最後を締めくくります。