2017.06.21
壮観!ずらり美術館ボランティア
世田谷美術館には「鑑賞リーダー」というボランティアの方々がいます。
今年の活動者は269名。年間活動日数は約300日、年間活動者は延べ3000名。1997年から活動しています。
主な活動は、子どもたちの団体の美術館案内、そして100円ワークショップの企画・運営です。当館の教育普及事業は鑑賞リーダー無しには何も語れない、といって過言ではありません。
現在、開催中のエリック・カール展では、6月に入って以降、平日は毎日世田谷区立の小学校4年生が授業の一環として訪れています。普段なら、5人~8人くらいのグループに鑑賞リーダーが一人つくのですが、本展はとても混雑していて、4人以下でないと理想的なグループ鑑賞ができません。
そのため、毎日毎日、本当にたくさんの鑑賞リーダーにいらしていただいています。
そして某月某日、ついに来ました。地域最大規模の大型校の来館です。1グループ4人以下にするためには鑑賞リーダーが50名以上必要になる計算です。実はこの数、20年続けてきたこの活動で過去最大級。
日々、お客様が増えているこの頃、「この日」については、職員、鑑賞リーダー共に恐れ、心配していました。前日には「どうぞ、ご都合のつく方は飛び入りでいらしてくだされば助かります」と鑑賞リーダーに一斉メールを送り・・・。
そして、当日。
次から次から次から、来るわ来るわ、大勢の鑑賞リーダーが「来たよ!」と駆けつけてくださり、当初27名の予定がなんと56名!
なんて幸せな美術館なんだろう。
C.A
投稿者:C.A
2017.06.21 - 11:01 AM