美術館の併設レストラン「ル・ジャルダン」では「チェコ・デザイン100年の旅」展の会期中、アール・ヌーヴォーや、チェコ・キュビスムなどの様々なチェコ・デザインを視覚的にイメージして、秋の季節感とチェコの伝統料理の要素を取り入れた欲ばりメニューをご用意しています。展覧会の作品点検のために来日していたチェコ人たちからも大好評だったお料理をご紹介します。
アミューズ:旬のイカと柿のタルタル仕立て
アミューズの《旬のイカと柿のタルタル仕立て》は、チェコ・キュビスムをイメージしたサイコロ状のイカを鮮やかなオレンジ色のカラスミで和え、季節の果物の柿のシャーベットと共に楽しんでいただきます。
オードブル:アトランティックサーモンのクネルと鶏のテ…
オードブルは、《アトランティックサーモンのクネルと鶏のテリーヌ》
こちらは、アール・ヌーヴォーの曲線をイメージして、パスタの一種パートフィローの薄皮を、シャリ感のあるズッキーニのスライスを編み込んで覆ったサーモンのクネル(すり身を蒸して卵型に成型したもの)と鶏のテリーヌに添えています。
スープ:ほんのり甘い栗のクリームスープ キノコのフリ…
シンプルなポットからカップに注いでいただく《ほんのり甘い栗のcreamスープキノコのフリット添え》は、まさに秋の味覚をご堪能いただける一品です。栗の甘味と渋皮の苦みで、まるでチョコレートのように感じるクリーミーなコクのあるスープは、脇に添えられたサクサクして、少し塩味がきいたキノコのフリットとの相性も抜群です。チェコの人たちは、大のキノコ好きで、秋になるとキノコ狩りをする人も多いとのこと。チェコ人も、このスープは、本当に美味しいと感動されていました。
プレート:プルーンを詰めた仔牛のクレピネット クネド…
更に、そんな、チェコ人たちが、絶賛したのが、メインのプレートの《プルーンを詰めた仔牛のクレピネット クネドリーキ添え》。
チェコ版のニョッキのようなクネドリーキが添えられた仔牛のクレピネットは、通常豚を使うところを今回は仔牛を使ってフランス風に仕上げていますが、プルーンのほのかな甘味と良く合った絶妙な味に、「本場に近い味だ」とチェコ人からお墨付をいただきました。
デザート:タンバルルエリゼ
最後は、キウィやマンゴ―、ラズベリーなどのカラフルで目にも楽しいソースや、チョコレート、キャラメーゼの苦みがアクセントの飴細工とともに、アイスクリームを様々にお楽しみいただける、大満足の一品です。チェコの複雑なデザインの変遷を最後にまとめたかのようなデザートです。
展覧会をご覧になった後に、いろいろな作品を思い浮かべながら召し上がっていただけると、一層楽しんでいただけるのではないでしょうか?
もちろん、先にお食事いただいてから、あのメニューは、この作品のイメージ?と想像いただくのもよいでしょう。
コラボメニューは展覧会会期中1日20食の限定で、パン、コーヒー又は紅茶付きで9月いっぱいは3900円(税込)、10月からは4000円(税込)となります。
チェコビール:ピルスナーウルケル(右)、バドバー(左)
チェコを代表するビール、ピルスナーウルケルとバドバーもご用意しています。
是非お食事とともに一緒にお楽しみください。