世田谷美術館は1986年の開館以来、区立小学校(全64校)4年生、中学校(全32校)1年生の来館を受け入れてきました。「美術鑑賞教室」というこの事業は、世田谷区教育委員会の主催で始まったものです。世田谷美術館が身近な場所に感じられるように、との願いをこめて、毎年8000人に及ぶ子どもたちを迎えています。
小学校の「美術鑑賞教室」は学校行事で、1日に2校が来館します。子どもたちには『美術鑑賞ガイド』、先生方には『子どもと美術を楽しむために』というパンフレットが事前に配られています。
中学校の「美術鑑賞教室」も学校行事でしたが、1998年度より団体来館から、個人単位の来館に変わりました。生徒たちには『鑑賞の手引き』という小冊子が事前に配られています。
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子どもたちが美術館を訪れるのを楽しみにしてくれるようにと、当館では1996年から「美術鑑賞教室特別プログラム」という出張授業を、希望校むけに始めました(小学校のみ)。出張授業を行うのは、当館の「インターン」(特別に長期の博物館実習を受ける大学生)たちです。
インターンは担当学芸員とともに授業案を練り、先生方と入念に打ち合わせした上で、各校で45~90分の授業を行います。一つの作品をじっくり見る授業、作品の制作方法を体験する授業、作品から出発して表現活動を展開する授業など、毎年多彩なプログラムが展開しています。
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来館時に子どもたちを待ち受けるのは、ボランティアによる「鑑賞リーダー」です(現在は小学校のみ)。子どもたちを少人数のグループに分けて案内します。展覧会場では、作品に対する子どもたちの素朴な疑問や鋭い指摘をうけとめながら、いっしょに作品の魅力を探ります。図書室や区民ギャラリーも見学する、約90分のツアーです。
鑑賞リーダー制度は1997年に発足し、当館の年間講座「美術大学」の修了生、「美術館友の会」会員、博物館実習生など、毎年100名前後が活動しています。登録して研修を受ければ、どなたでも活動できます。
区内小学校に限らず、各種学校団体の来館時には「鑑賞リーダー」による対応が可能です。詳細はお問い合わせください。