「叫び」で有名なノルウェーの画家、エドヴァルド・ムンク。日本でも過去繰り返し紹介され、馴染み深い作家ですが、近年特にその生きた時代との関連が盛んに研究されてきています。本展はその成果の一つであるムンク芸術と写真との関わりを軸に、この巨匠の創作の原点に新たな光を当てます。当時の写真資料やムンクが撮影した実験的写真に、日本初公開の初期の肖像画や「思春期」などの代表作、その製作過程を伺い知ることができる素描、版画などを加え、初期から晩年にいたる総計約280点によって、ムンク芸術の全貌をご紹介致します。