[カタログ/1986年3月29日発行]
-開催概要から-
美味いものを食いたい・美しいものを使った生活がしたい―誰しもがもっている、そんな願望の追求に、天賦の才をかたむけ尽くして生きた男がいました。
北大路魯山人―明治末から昭和にかけて陶芸、書、絵画、と他方面にわたり活躍し、ことに料理を根底におくその独特の美意識は、近年ブームとも呼べるほど、大きな関心を集めています。本展は、そんな魯山人を支援したパトロンの一人、元利根ボーリング社長、塩田岩治氏によるコレクション約160点の全貌を魯山人と塩田氏の交流に触れながら、初めて一気に展観するものです。
北大路魯山人―明治末から昭和にかけて陶芸、書、絵画、と他方面にわたり活躍し、ことに料理を根底におくその独特の美意識は、近年ブームとも呼べるほど、大きな関心を集めています。本展は、そんな魯山人を支援したパトロンの一人、元利根ボーリング社長、塩田岩治氏によるコレクション約160点の全貌を魯山人と塩田氏の交流に触れながら、初めて一気に展観するものです。
目次
「発刊によせて」大場啓二
「塩田未亡人のこと」大島清次
「魯山人の陶芸」長谷部満彦
図版
作品目録
故塩田岩治氏とそのコレクションについて
北大路魯山人略年譜
奥付
発行:1986年3月29日
編集・発行:世田谷美術館
写真撮影:坂本万七写真研究所(坂本明美)
制作:印象社
©1986 SETAGAYA ART MUSEUM, TOKYO