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企画展(終了)
宇宙を視野に入れた壮大なスケールで人間存在の神秘や生と死の矛盾を問い、現代社会に生きる人間を描いた日本画家・髙山辰雄(1912-2007)。1951年より終生、世田谷の地を創作の拠点とし、戦後の日本画壇の最高峰として杉山寧、東山魁夷ともに「日展三山」と称されました。1982年に文化勲章を受章、没後10年を経た今日もなお、その深い精神性を湛えた絵画表現は高く評価され続けています。本展は、大分県立美術館の所蔵作品を核とし、大分市美術館ならびに各所蔵者のご協力のもと、過去最大規模の約120点を集め、70余年にわたる髙山辰雄の画業を回顧します。貴重な学生時代のスケッチから、亡くなる前年の94歳にして初めて手がけた自画像まで、各時代の代表作を通じて、人間の本質を掴もうとした人間・髙山辰雄の芸術世界に触れていただければと思います。
イベント(終了)
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髙山作品から生まれた楽曲を演奏していただきます。
イベント(終了)
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企画展毎に、様々な趣向を凝らした内容で、子どもから大人までその場で楽しめる簡単な工作などを行う100円ワークショップ。この度は、飾ってよし、贈ってよし。折ってたたんでグリーティングカードとしても使える金地のミニ屏風を作ります。
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数多くの代表作を集めた本展の、もう一つのみどころは、髙山辰雄が遺した言葉の数々です。会場の冒頭で掲げた言葉は、「人間が描きたい。なんとか人間が表現できたらと、真底から思っている」これは、1973年に開催した最初の大規模な個展「日月星辰 髙山辰雄展」に際して語ったもので、まさに所信表明といえます。この人間を描くことへの強い意志は、70余年の画業のなかで、まるで一筋の道のように、生涯貫かれていきました。印象深い言葉として、次のようなものもあります。「絵なんていつかはこなごなになってしまうでしょう。雪舟もなくなるだろう。けれども空気の中に残りたい、生れて死ぬということを考えながら、人間はそれを求めているのでしょうか。」(『三彩』1964年8月号より)展覧会場に立って、数々の作品に囲まれていると、こうした人間・髙山辰雄の思いがまさに会場内の空気中に漂っているような気がしてきます。人間・髙山辰雄展は、6月17日(日)まで。会期はあとわずかとなりましたが、髙山辰雄の絵画にかけた思いを、ぜひ会場で体感していただければと思います。
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ゲスト:髙山 由紀子(髙山辰雄長女、映画監督、脚本家)、髙山 尚紀(髙山辰雄孫、アトリエ第Q 藝術チーフマネージャー)聞き手:門 あすか(当館学芸員)、池尻 豪介(本展担当・当館学芸員)開催中の企画展「人間・髙山辰雄展――森羅万象への道」に関連し、日本画家・髙山辰雄のご長女である 髙山 由紀子 さんと、お孫様の 髙山 尚紀 さんに、旧アトリエにて、ご家族ならではのお話をうかがいました。ごゆっくりお楽しみください。※旧アトリエは、改装して、さまざまなイベントを開催するアートスペース「アトリエ第Q藝術」となっています。詳しくは以下の「アトリエ第Q藝術」公式ウェブサイトをご覧ください。https://www.seijoatelierq.com/※セタビPodcastingについて
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現在開催中の「人間・髙山辰雄展」。本展の知られざる目玉展示は、戦後間もない頃に髙山辰雄が手がけた漫画本『ボクラノナカマ』(綱島書店、1947年発行)。長くご遺族の手元に保管されていたものです。コーノ・ジョーというペンネームが使われており(由来は“甲の上”だとか…)、今回公表されなければおそらく誰にも髙山辰雄の手によるものと知られることがなかったであろう、まさに知られざる髙山辰雄の仕事です。戦中から戦後間もない頃にかけて官展への入選と落選を繰り返し、経済的にも苦しい日々を送っていたという髙山辰雄。妻・やゑさんとともに、こうした漫画や絵本、双六などを描いて生計を支えていたとのこと。日本画の表現とはまったく異なる、ほのぼのとした絵柄とストーリーは、子ども好きだった髙山辰雄の優しい人柄を感じさせます。本展では、この漫画本に収録された全2話のおはなしをアニメーション化した映像も展示しています。その作り手は、なんと、髙山辰雄の孫である髙山尚紀さん。しかも、登場キャラクターの一人として声の出演もされています。世代を超えたこの貴重なコラボレーション作品も、ぜひ会場でご覧ください!
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現在開催中の「人間・髙山辰雄展―森羅万象への道」。約120点の日本画出品作品のうち、六曲一双屏風の作品6点は、2点ずつ2度の展示替えで全作品をご紹介しております。5月29日(火)より、いよいよ最後の屏風作品2点が登場しました。髙山辰雄がライフワークとし、生涯に3回開催した個展「日月星辰展」の初回、1973年の第1回展で発表した屏風作品5部作から《海》(個人蔵)を、2001年の第3回展で手がけた3点の屏風作品から《瀧のあるいおり》(松本市美術館蔵)を、ご紹介しています。いずれの作品も、大自然の風景に抱かれるように人間の姿が描かれ、髙山辰雄が長い画業の中で、一貫して「人間を描く」ことを追求しつづけていたことを物語っています。本展会期は6月17日(日)まで。本展は、半券のご提示で割引料金でご観覧いただける、リピーター割引もありますので、一度ご覧になった方も、ぜひ再度足をお運びください!
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現在開催中の「人間・髙山辰雄展―森羅万象への道」の後期展示が、今週からスタートしました。初期の代表作の一つ、東京美術学校卒業制作の《砂丘》(東京藝術大学所蔵)をはじめ、未完の絶筆まで、後期も見どころのある作品の数々をご紹介しております。また、若き日に手がけた初公開となる漫画本『ボクラノナカマ』も後期からは実物資料を展示しています。後期は6月17日(日)まで。ぜひお見逃しなく!
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今回のコラボ・メニューは、髙山辰雄の出身地である大分から取り寄せた食材をふんだんにつかったコースです。和のテイストとフレンチの融合。新鮮な驚きにあふれた味わいが、寄り添い、響きあっています。砧公園の新緑につつまれながら、展覧会をご覧いただき、そして、滋味ゆたかな味のひと時をお過ごしください。メニューお造り焼き物先付デザートメニュー