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企画展(終了)
華麗なパリのライフ・スタイルをオルセーの名品によって紹介 「アール・ヌーヴォー」は19世紀末から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパを中心に一世を風靡した装飾様式です。近代的な大量生産方式が主流となっていく時代に、生活の美を見つめなおし、装飾や工芸を芸術の域まで高めました。主に、建築や工芸にあらわれ、流れるような曲線が織りなす優美なデザインは、今でも多くの人々を魅了してやみません。アール・ヌーヴォーが花開いた1900年に、パリ万国博覧会の開催に合わせて完成したオルセー駅。この駅舎を改築し、19世紀美術の殿堂として今日公開されているのがオルセー美術館です。本展は、同館の誇るアール・ヌーヴォー・コレクションから、エミール・ガレ、ルネ・ラリック、エクトル・ギマールなど巨匠たちの名品を中心に、選りすぐりの約150点をまとめて紹介する、国内初の展覧会となります。本展では、お客様をお迎えするサロンに始まり、ダイニング・ルーム、書斎、貴婦人の部屋とつづく各コーナーに、当時ヨーロッパの最高水準に達していたというパリの工芸技術によって制作された、豪奢な工芸、家具、装飾品などが展示されます。お客様には、あたかもパリの豪華な邸宅に招かれたかのような体験をしていただくとともに、印象派絵画だけにとどまらない、オルセー・コレクションの奥深さとその新たな魅力をご堪能いただけることでしょう。
イベント(終了)
読売日本交響楽団員による四重奏。19世紀末~20世紀初頭の室内楽曲の演奏を予定しています。
イベント(終了)
オルセー美術館展では、金属素材を使った美術工芸品が多数展示されています。また、同時開催のコレクション展でも日本の金工の作品が並びます。そこで、今回は、金属の中でも美しい輝きを持ち金属としては柔らかく、比較的扱いやすいシルバーについて、その素材としての特徴や、魅力をレクチャー+ワークショップ+鑑賞(収蔵品展展示作品解説・オルセー美術館展自由鑑賞)を通じてたっぷりご堪能いただきます。ワークショップでは、シルバーの素材感を実際に体感していただき、その後はペンダントとしてお楽しみいただけます。
イベント(終了)
想像してみてください。もし、あなたが19世紀のヨーロッパの貴族だったとしたら、どんな部屋で過ごしているでしょうか?ビロードのカーテンにバラ模様の壁紙、刺繍のクッション、豪華な金の飾りのついた家具、ネコ足のテーブル・・・。華麗で優雅な時間の流れるあなたの部屋を作ってみませんか?
イベント(終了)
展示作品からヒントを得て、参加者たちで演劇・ダンス・音楽などのパフォーマンスをつくるワークショップ・シリーズ。演劇家と音楽家といっしょに、100年前のパリの街で聞こえていた音をさぐってみましょう。ワークショップ発表会は、閉館後の“誰もいない美術館で”行います。
イベント(終了)
19世紀末の音楽を、創造と発表の場がサロン、カフェ、シャンソニエなど、人々が集う場に生きていた時代の現象としてとらえます。ドビュッシー、フォーレ、ショーソンなど の作品を映像と実演を交えながら紹介。
イベント(終了)
絵画に表れた生活空間、室内装飾などを、19世紀後半から20世紀初頭 、アール・ヌーヴォーの現れる時期を中心に考察します。
イベント(終了)
イベント(終了)
ワイヤーなどを使ってアール・ヌーヴォー風のアクセサリーを作ります。
刊行物
目次「アール・ヌーヴォー期におけるパリの高級産業」フィリップ・ティエボーカタログ1 サロン2 ダイニング・ルーム3 書斎4 エクトル・ギマール5 貴婦人の部屋6 サラ・ベルナール7 パリの高級産業I 七宝II 陶芸III 金工参考出品―室内を飾る絵画Essai アール・ヌーヴォーの館「ヴィラ・ドモワゼル」「住まわれる装飾空間―邸宅におけるアール・ヌーヴォーとその意味」遠藤望「「画家たち」とアール・ヌーヴォー―ビングの「アール・ヌーヴォー」の室内装飾を中心に」福満葉子「ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」宮本真希子アール・ヌーヴォー関連年表技法解説主要参考文献作品リスト作家・制作会社一覧奥付編集:世田谷美術館、長崎県美術館、広島県立美術館、読売新聞東京本社学術協力・翻訳監修:三浦篤(東京大学教授)執筆:フィリップ・ティエボー、イヴ・バデッツ、マリー=マドレーヌ・マセ(パリ・オランジュリー美術館学芸員)、遠藤望、福満葉子、宮本真希子、朝倉三枝翻訳:朝倉三枝、小川カミーユ、小泉順也、近藤學、中島恵、安永麻理絵、米田尚輝校閲:岩田高明デザイン・制作:美術出版社(河野素子、川添英昭)印刷:大日本印刷発行:株式会社読売新聞東京本社©読売新聞社 2009年
ブログ
「オルセー美術館展 パリのアール・ヌーヴォーについて」ゲスト:鶴園紫磯子先生(桐朋学園大学講師、ピアニスト)ナビゲータ:渡辺槙子(当館学芸員)特別展「オルセー美術館展 パリのアール・ヌーヴォー」で、ピアノ演奏を交えた特別講演会をしていただきました鶴園紫磯子先生にお話を伺いました。挿入曲:随行(ピアノ:鶴園紫磯子、歌:太田朋子)バックサウンド:エリック・サティ サラバンド3番、グノシエンヌ2番、メディテーション(ピアノ:鶴園紫磯子)「パリのアール・ヌーヴォー ベル・エポックの華麗な響き」より※セタビPodcastingについて