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セタビブログ

2019.04.27

W.モリスの思想に共感したある編集者、小野二郎とその周辺の活動を紹介する展覧会が始まりました!

展覧会「ある編集者のユートピア 小野二郎:ウィリアム・モリス、晶文社、高山建築学校」を開催中です。

ウィリアム・モリスの研究家で、編集者だった小野二郎(1929-1982)。
本展は、小野二郎の理想に共鳴した様々な分野の人々の活動を紹介します。

和田誠の似顔絵と平野甲賀による本展題字



展覧会の冒頭では、小野二郎とその夫人の愛用品をはじめ、モリスへの理解を深めるためにイギリスへ渡航した際に小野が現地で求めた品々などを展示しています。


小野家にあった『パンチ滑稽文庫』(編:J.A.ハマー…



小野二郎の思想的源流となったウィリアム・モリスが出版した美しい木口木版の本や、小野家にあったモリスの壁紙も展示してい
ます。

作品保護のため照度を抑えています。




小野二郎は、東京大学を卒業後、弘文堂での編集活動を経て、文芸からサブカルチャーまで、様々な分野の出版物を刊行する晶文社を立ち上げました。
本展では、弘文堂や晶文社で小野二郎が関わった本の数々をご紹介しています。皆さんが読まれたことのある懐かしい本があるかもしれません。



小野二郎は飛騨高山にあるセルフビルドを学ぶ私塾、高山建築学校に講師とし招かれました。そして、そこに集った建築家やアーティストに大きな影響を与えました。52歳という若さで早世した小野二郎を偲んでつくられた「モリス・テーブル」を展示したこのコーナーでは、砧公園の新緑を背景に、自然の光の中でご覧いただけます。

小野二郎の 大きい顔 を模したテーブル



皆さまのお越しをお待ち申し上げます。

Y.M

投稿者:Y.M

2019.04.27 - 04:05 PM

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