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イベント
■作品募集世田谷区民展は世田谷区民、群馬県川場村民、そして世田谷区を拠点として創作を続ける方々が出品できる年に一度の展覧会です。だれもが参加できる無審査のアンデパンダン形式の公募展で、日々制作を続けるみなさんの作品を募集します。みなさんの自分らしさがこの展覧会を盛り上げます。日々の暮らしの中で思い思いに描かれた作品をご出品ください。ご応募を心よりお待ちしています。※なお、今年度の募集期間は例年と異なり、12月2日(火)から2026年2月1日(日)となっております。 ●応募資格以下のいずれかの条件を満たす方。①世田谷区または群馬県川場村に在住、在勤、在学の方。または世田谷区友の会会員の方。②絵画教室など恒常的な創作活動の拠点が世田谷区内にある方。③当館鑑賞リーダー(美術館ボランティア)として一年以上活動をされている方。 ●募集要項応募点数:1人1点募集分野:平面作品(絵画、版画、写真、その他)規格 :外寸70㎝×80㎝(25号)、厚み15cm以内、耐荷重は壁面5㎏以下参加費 :無料そのほか出品に際する詳細は11月5日(水)公開予定の募集要項をご確認ください。 ●スケジュール11月5日(水) 募集要項配布開始12月2日(火)~2026年2月1日(日)必着 所定申込書による申し込み期間 2026年3月7日(土)、8日(日) 作品搬入日2026年3月12日(木) オープニングセレモニー2026年3月12日(木)~21日(土) 世田谷区民展 開催期間 ※月曜休館2026年3月22日(日) コメンテーターとの作品鑑賞会および作品返却※昨年度までおこなっていた作品鑑賞会の記録映像配信は実施しません。※群馬県川場村の方の作品は川場村役場にお持ち込みいただきます。後日、川場村役場の本展担当者から作品持ち込みの日程についてお電話をさせていただきます。返却も同様です。 ●コメンテーター久保ガエタン(くぼ・がえたん/美術作家)1988年渋谷区生まれ、代田橋出身。八百屋と劇場が共生する下北沢を原風景に育つ。 2013年東京藝術大学大学院美術研究科修了。公益財団法人ポーラ美術振興財団在外研修員としてフランスにて研修。京都市芸術文化特別奨励者。多摩美術大学美術学部情報デザイン学科メディア芸術コース専任講師。主な展覧会に、東京藝術大学キュレーション教育研究センター「展覧会設計演習『丸の内 Drippin’ Tripper展』」(YAU CENTER、Slit Park YURAKUCHO、2024)、『天の虫』(世田谷美術館、2021年)、『KYOTO STEAM 2020』(京都市京セラ美術館 東山キューブ、2020年)など。鑑賞者の身体感覚に訴えかけるインスタレーションを制作する。版画系作品の制作はパピエ版画工房(松陰神社)にて行う。 弓指寛治(ゆみさし・かんじ/芸術家)1986年三重県生まれ。名古屋学芸大学大学院メディア造形研究科修了。映像制作会社起業を経て、ゲンロンカオスラウンジ新芸術校の第一期生として学んでいた2015年に、母の自死を経験。以降、「自死」や「慰霊」をテーマとした絵画作品の制作を手掛け始める。主な展覧会は「4年2組」(FOAM CONTEMPORARY、2025年)、「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?―国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」(国立西洋美術館、2024年)など。「南飛騨アートディスカバリー」(2024年)では作品を発表するだけでなく、芸術祭のディレクションにも携わる。「第2回絹谷幸二芸術賞」奨励賞(2024年)、「CINRA Inspiring Awards」山戸結希賞(2025年)など受賞。 ●募集要項の公開・配布予定:11月5日(水)以降順次PDFおよび当館での紙面配布開始日:11月5日(水)区内施設での紙面配布開始日:11月5日(水)以降順次 ●オンラインでの応募フォーム公開:12月2日(火)正午を予定本ページに応募フォームのリンクを公開予定。[主催]公益財団法人せたがや文化財団[後援]世田谷区[お問い合せ]世田谷美術館 区民展担当 03-3415-6011(代) ※10時~18時/月曜休館(月曜が祝日の場合は翌平日休)
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令和6年度世田谷区民展を下記の日程にて開催いたします。世田谷区民展は、世田谷区民、世田谷区で創作を続ける人々、そして世田谷区と縁組協定を結ぶ群馬県川場村の村民による、年に一度の展覧会です。今年も熱い思いの込められた作品を携え、人々が世田谷美術館に集います。創る喜びにあふれた展示空間で、ひとつひとつの作品との出会いをお楽しみください。※前年度まで行っていたオンライン展覧会は実施いたしません。・出品リスト(展示エリア付き)(PDF) ・A4チラシ(PDF) ・DMはがきオモテ面(PDF) ・DMはがきウラ面(PDF) 主催:世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)後援:世田谷区
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令和5年度世田谷区民展(展示期間:2024年3月15日(金)~22日(金))の展示作品を動画配信でご紹介いたします。出品者による作品へのコメントとともにお楽しみください。※今年度はコメンテーターによる作品鑑賞会の様子の公開はございません。※令和5年度世田谷区民展概要についてはこちら 【期間限定】2024年4月5日(金)正午12:00~5月7日(火)無料配信■展示作品紹介動画 動画は区民ギャラリーで開催した令和5年度世田谷区民展の際の展示エリアに従い、アルファベットのA~Hに分かれています。展示場所をご確認のうえ、ご視聴ください。展示エリアの会場図面はこちら(PDF) 出品者ごとの展示エリアを示したリストはこちら(PDF) 展示エリアA (展示順・約6分)展示エリアB (展示順・約7分30秒)展示エリアC (展示順・約7分)展示エリアD (展示順・約6分30秒)展示エリアE (展示順・約6分)展示エリアF (展示順・約7分)展示エリアG (展示順・約7分)展示エリアH (展示順・約5分)→作品紹介動画を「世田谷区民展」YouTubeチャンネルで見る[主催]公益財団法人せたがや文化財団[後援]世田谷区[お問い合せ]世田谷美術館 区民展担当 03-3415-6011(代)
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令和5年度世田谷区民展を下記の日程にて開催いたします。世田谷区民展は、世田谷区民、そして世田谷区と縁組協定を結ぶ群馬県川場村の村民による創作の喜びを分かち合う展覧会です。今年度より、応募対象を世田谷区で創作活動をする方々へと広げ、展覧会の名称も「世田谷区民絵画・写真展」から「世田谷区民展」へと改め、世田谷で創作を続けるすべての方々に開かれた展覧会を開催します。出品者一人一人の自由な表現をご堪能ください。後日、作品紹介動画の配信によるオンライン展覧会(2024年4月5日(金)~5月7日(火))も予定しております。※前年度まで行っていた講評動画は公開しません。・A4チラシ(PDF) ・DMはがきオモテ面(PDF) ・DMはがきウラ面(PDF) 主催:世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)後援:世田谷区
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2024年3月、当館区民ギャラリーにて令和5年度世田谷区民展を開催しました。世田谷区民展は世田谷区民、群馬県川場村民、世田谷区を拠点として創作を続ける方々の作品による年に1度の展覧会です。以前は区民絵画展、区民写真展を毎年交互に開催してきましたが、2021年度より区民絵画・写真展とし同時開催へと変更、今回は世田谷区民展と名称をひとつにし開催しました。今回の応募総数は288点。会場に入りきらないほど作品が多く、一時は抽選もやむなしと考えていたのですが、ひとつひとつの作品から溢れるエネルギーが大変すばらしく、どうにかすべての作品を展示したいという一心で展示作業を行い、晴れてすべての作品を展示することができました。ここでは世田谷区民展の会期である2024年3月15日から22日の1週間を展示受付で過ごした担当者が、会場で耳にした声や来場者の姿から区民展の様子をお届けします。作品を鑑賞する来場者 まず区民展受付にいてよく目にしたのが、展示室に入った瞬間に「わぁ」と声を漏らす来場者の姿でした。「展示室がとっても明るく感じた」「展示室に入った瞬間にふわっと温かさに包まれる感じがした」というお声もいただいたように、作品数こそ多いのですが、展示自体の雰囲気は非常に明るいものがありました。この空気を作り出していたのが、出品者の思いあふれる作品の数々です。例えば、8つの大きな赤い花と9つの小さなピンクの花で89歳になった自分を表す自画像や、相撲を観戦する人々の一喜一憂する姿を丁寧に描いた作品、蝶々とお花を画用紙から飛び出るほどに力一杯描いた2歳の出品者の作品、入り乱れる感情を豊かな色彩で表した作品など。可能であればここに全出品作の魅力を1点ずつご紹介したいほどに、思いのこもった作品を多数ご出品いただきました。これらの作品の個々の魅力が会場を明るくし、なおかつ会場で観覧する方々が作品を見ながら会話を弾ませていらっしゃることも、会場の雰囲気をさらに温かいものにしていました。会場風景会場風景また、出品作品の表現の幅広さも、この会場の雰囲気を特徴づけていたと言えます。会場の来場者から「こういう作品もあるのか!」と作品のジャンルに関して驚きと感心の混じる声が上がるのを多く耳にしました。今回出品された作品は日本画、油絵、版画、デッサン、写真など公募展の定番となっているものから、着物の端切れを使い風景を描いた作品や道端に落ちていたアルミ缶を切り抜き絵に貼り付けた作品、ジャンパーの背面に鮮やかな円をあしらった刺繍作品、新聞紙の文字の部分を細かくちぎり絵にした作品まで。会場の来場者からは「バラエティに富んだ作品群に圧倒された」と幅広い表現を堪能なさっている方からのお声もあれば、「創作の自由さを改めて感じた」「自分でもまた制作をしたくなった」「自分がやったことのない表現にもチャレンジしたくなった」と創作への意欲を持ったという方も多くいらっしゃいました。ここまで幅広い作品群が集まった理由のひとつとして、区民展の応募要件の変更が挙げられるでしょう。これまで「絵画」と「写真」という括りで作品を募集をしていましたが、今回よりこうしたジャンルによる区別をなくし「平面作品(厚み15㎝以下)」を広く募集することに変更しました。作品からは、出品者がひたすら自分らしい表現を楽しむエネルギーが伝わってくるようで、会期中には「出品者の美術を愛する気持ちが伝わってきて良かった」「どの作品も生き生きと輝いている。描く喜びに溢れていた」という感想をいただきました。中には砧公園で遊んでいてたまたま美術館に立ち寄った方から「見応えがあり、思わず時間をかけて観てしまった」という嬉しい声も。会場に設置しているポスト出品者に向けメッセージを書く来場者区民展会場には3年前より小さなポストを設けています。来場された方どなたでもメッセージカードに作品へのコメントを書くことができ、投函すると会期終了後に出品者へ届くというものなのですが、今年は来場者から例年にも増し多くのメッセージが寄せられました。また、コメントを受け取った出品者からは「このコメントが毎年一番楽しみなんだよね」というお声もあり、出品者と来場者が互いに素敵な刺激を受け合っていると感じられる瞬間が多くありました。今回、展覧会受付にいることで、区民展が作品と人だけでなく、人と人が出会う場でもあり、また区民展を通し世田谷区の文化の輪が少しずつ広がりつつあることを感じました。最後に来場者からいただいた印象的な感想をご紹介します。「ひとつの文化的異空間として充分に人々を楽しませ、かつ様々な印象を与え、一時であれ「文化」のなんたるかを考えさせる、とても貴重な時、場でした。」