2025.11.30
世田谷美術館美術大学通信講座②「自宅で毎日3分クロッキー」その29〈2026年描き初め募集〉

三宅一樹 クロッキー《楠木正成像》紙にボールペン
世田谷美術館では開館以来「美術大学」という約7か月に及ぶ長期講座を開講しています。新型コロナウイルス感染症拡大抑制のため、開催中止となった2020年より、このブログを通して「通信講座」をお送りしています。
今回の「自宅で毎日3分クロッキー」は恒例となっている「描き初め」のお誘いです。年の初めに心新たにクロッキーを描きませんか?次回の動画で皆様の「描き初め」をご紹介させていただきたいと思います。しばらくお休みされていた方も、まだ始めていない方も、この機会にいかがでしょう?
【描き初めのお誘いと作品募集】
2026年1月1日に新しい年への思いを込めて「書き初め」ならぬ「描き初め」をおこないませんか?
1月1日元旦に描いたクロッキーを1枚お送りください。次回の動画にてご紹介させていただきます。
作品をお送りいただく場合
こちらのイベントページから参加登録をお願いします。
「描き初めクロッキー」募集要項 ※参加登録は上記イベントページにて
2026年1月5日(月)までに参加登録された方にご案内メールをお送りします。そのメールに以下の条件のクロッキーの写真を1枚添付して2026年1月6日(火)までにお送りください。
「描き初めクロッキー」ポイント
・2026年元日(またはお正月三が日)に描いた一枚をお送りください。
・簡単な、サラリと描いたメモのようなものでOKです。
・写真を見て描くことは避けてください。ご自身の眼で直接見て描くことが大切です。
・題材、画材、大きさも自由です。
・“作品化”する必要も、上手である必要もありません。
・ご送付の際は、適度に高画質な画像でお願いいたします。

三宅一樹 クロッキー《楠木正成像》紙にボールペン
三宅一樹 クロッキー《楠木正成像》紙にボールペン
馬の傑作彫刻を見ようと皇居外苑へ。久しぶりに見た《楠木正成像》は、小春日和の青天のもと、躍動感に満ちていました。まずは四方八方から眺めてたくさんクロッキー。描くことよりも「自分は今、何を捉えたいのか」を探す行為こそが、クロッキーなのです。

三宅一樹 デッサン《楠木正成像》紙にコンテ
三宅一樹 デッサン《楠木正成像》紙にコンテ
今回一番惹かれたのが、尻尾の躍動感。腰を下ろし、見上げながらじっくりとデッサンしました。この青銅像の原型は実は木彫で、尻尾の毛並みは木彫ならではのリズムと刀の冴えが顕著でした。総指揮と楠公の頭部は高村光雲が担いましたが、馬は動物彫刻のスペシャリストである後藤貞行が制作担当しています。巨匠達の気概が、新しい年を迎える気持ちを引き締めてくれそうです。
講師プロフィール
三宅 一樹(みやけ いっき)彫刻家。1973年東京生まれ。多摩美術大学大学院博士後期過程修了、博士号取得。2003年より、世田谷美術館美術大学でデッサン・木彫などの講師を担当。
論文:2021年「純粋素描論」(『多摩美術研究 第10号』掲載)
近年の個展:2019年・2021年壺中居(日本橋)、2023年中村屋サロン美術館(新宿)など。
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C.A
投稿者:C.A
2025.11.30 - 10:00 AM