戦前、東京美術学校(現・東京藝術大学)に女性の入学が許されていなかった時代のこと。本格的に美術を学べる教育の場がごく限られる中、美術の道を志し、「女流画家」として歩んだ女性たちがいました。戦後になり、女性がアーティストとして活躍することは一般的になっていきましたが、一方で、美術館のコレクションや展覧会においてマイノリティである状況は今なお続いています。
今年2025年は、1926年の昭和のはじまりからちょうど100年を迎えます。昭和・平成・令和と時代が流れ、価値観が変化したことで、彼女たちの作品や生き方も、当時とは異なる視点で眺めることができるのではないでしょうか。
本展では、美術の世界の「もうひとつの物語」――女性美術家たちの物語を、当館コレクションより紹介します。戦前・戦後に先陣を切った画家たちから、現在活躍を続ける作家たちまで、彼女たちの作品と生きざまが、現代を生きる人々へのエールとなることを願います。
【コーナー展示】奈良原一高〈Tokyo, the ‘50s〉より
「僕は空気を呼吸するように、東京の街角で写真を呼吸していた」――写真家・奈良原一高(1931-2020)が20代の若き日にとらえた東京。シリーズ〈Tokyo, the ‘50s〉から選んだプリントを、小扇形展示室でご紹介します。
今年2025年は、1926年の昭和のはじまりからちょうど100年を迎えます。昭和・平成・令和と時代が流れ、価値観が変化したことで、彼女たちの作品や生き方も、当時とは異なる視点で眺めることができるのではないでしょうか。
本展では、美術の世界の「もうひとつの物語」――女性美術家たちの物語を、当館コレクションより紹介します。戦前・戦後に先陣を切った画家たちから、現在活躍を続ける作家たちまで、彼女たちの作品と生きざまが、現代を生きる人々へのエールとなることを願います。
【コーナー展示】奈良原一高〈Tokyo, the ‘50s〉より
「僕は空気を呼吸するように、東京の街角で写真を呼吸していた」――写真家・奈良原一高(1931-2020)が20代の若き日にとらえた東京。シリーズ〈Tokyo, the ‘50s〉から選んだプリントを、小扇形展示室でご紹介します。