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刊行物

『ウナセラ・ディ・トーキョー ANOHI ANOTOKIO―残像の東京物語1935~1992』

[カタログ/2005年発行]

-開催概要から-

都市は、そこで生活する人々には意識されることなく、しかし刻々と姿を変え、またやがてそこに住む人々をも変えていきます。ここに、東京という都市に魅せられた7人の写真家がいます。彼らの名は、桑原甲子雄、師岡宏次、濱谷浩、高梨豊、荒木経惟、平嶋彰彦、宮本隆司。彼らは、視点やアプローチ。経歴などは全く異なるものの、東京という大都市の本質を見極める確かな眼を、共通して持っています。彼らの写真からは、それぞれの時代の空気や、生活者の息遣いまでも伝わってくるのです。
本展は、早くから写真の収集にも力を入れてきた当館が、その写真コレクションの全貌をご紹介する初の試みとなります。会場には総数800点にも及ぶ写真が所狭しと並べられ、あたかも裏路地のような雰囲気を作り出します。その中を歩き回ることによって、都市というものの謎と魅力を感じとっていただきたいと思います。

目次 なし

〔作家名:荒木経惟、桑原甲子雄、高梨豊、濱谷浩、平嶋彰彦、宮本隆司、師岡宏次〕

奥付

編集:石崎尚、高橋直裕

編集補助:池㞍〔異体字:尻の九=丸〕豪介、高野歩

翻訳:スタンリー・N・アンダソン

印刷:株式会社ハシモトコーポレーション

発行:世田谷美術館©2005