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刊行物

『ブルーノ・ムナーリ』

[カタログ/2018年4月7日発行]

-開催概要から-

イタリアの画家にして、デザイナー、さらには絵本を多数制作し、子どものための造形教育にも力を注いだ、ブルーノ・ムナーリ(1907-1998)。その多彩な活動を短い言葉で表すのは困難ですが、その作品は、どんなジャンルのものであってもシンプルな考え方から作られており、誰にでも(大人でも、子どもでも)親しめるものとなっています。本展覧会では、イタリア未来派に始まるムナーリの活動を、約300点の作品で振り返ります。

目次

「あいさつにかえて」酒井忠康

「しぐさ―ブルーノ・ムナーリと「身ぶりの英知」」アルベルト・ムナーリ

「ブルーノ・ムナーリ―視覚言語の海へ」岩崎清



図版

プロローグ:未来派の頃

コラム 未来派

コラム カンパリ



絵はあらゆる箇所が生きている

コラム 具体芸術運動

コラム アルテ・プログランマータ



子どもはすべての感覚で世界を認識している

コラム 絵本

コラム コンパッソ・ドーロ



どんな素材にもファンタジアへのヒントがつまっている

コラム 直接の映写



考古学のアイデアを美術の領域に取り入れる

コラム 機械

コラム ジャンニ・ロダーリ



みんなの美術にたどりつきたかったら

コラム 日本初個展

コラム オリジナルのゼログラフィーア



作品は無限の変化の一つとして出現する

コラム ダネーゼ

コラム ペアーノ曲線



どれほど多くの人が月を見て人間の顔を連想するか

コラム ヴィジュアル・コミュニケーション

コラム 文字と記号



エピローグ:アートとあそぼう

コラム こどもの城



論考

「ブルーノ・ムナーリと、パルマ大学コミュニケーション研究センター&アーカイブ(CSAC)」フランチェスカ・ザネッラ

「ブルーノ・ムナーリ―変容し続けるかたちのクリエーター」ルカ・ザッファラーノ

「日本におけるブルーノ・ムナーリ」有福一昭

「ブルーノ・ムナーリの理論的再構成」野田尚稔



資料

「ブルーノ・ムナーリ年譜」編:奥田亜希子

「主要文献目録」編:盛本直美

出品作品リスト



奥付

執筆:酒井忠康、アルベルト・ムナーリ、岩崎清、盛本直美、奥田亜希子、塚田美紀、高嶋雄一郎、フランチェスカ・ザネッラ、ルカ・ザッファラーノ、有福一昭、野田尚稔

編集:高嶋雄一郎(神奈川県立近代美術館)/奥田亜希子(北九州市立美術館)/盛本直美(岩手県立美術館)/野田尚稔、塚田美紀(世田谷美術館)/岩崎清(ブルーノ・ムナーリ研究者)/清水恭子(求龍堂)

編集協力:有福一昭(有明教育芸術短期大学教授)

翻訳(伊文和訳):田丸公美子

校閲:高橋賢

アート・ディレクション:加藤賢策(LABORATORIES)

デザイン:北岡誠吾(LABORATORIES)

印刷・製本:株式会社東京印書館

発行日:2018年4月7日初版、2018年9月21日2刷

発行者:足立欣也

発行所:株式会社求龍堂

©2018 The Museum of Modern Art,Kamamura&Hayama,Kitakyushu Municipal Museum of Art, Iwate Museum of Art, Setagaya Art Museum, Kyuryudo Art Publishing Co., Ltd.

ISBN978-4-7630-1808-3 C0071