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セタビブログ

2019.07.19

岡山×イタリア 「素敵なふたり」に因んだ料理で構成した爽やかな夏のメニュー

美術館の併設レストラン「ル・ジャルダン」では「高橋秀+藤田桜――素敵なふたり」展の会期中、展覧会のコラボメニューとして、蒸し暑い夏でも食欲がすすむ、爽やかな香りと口当たりのお料理で構成した素敵なコースをご用意しています。

共に90歳前後となった現在も、それぞれの作品の制作を続けている高橋秀・藤田桜夫妻。お二人は、世田谷で結婚生活をはじめ、41年間イタリアのローマに拠点を置き、現在は岡山県倉敷市の沙美海岸にアトリエを構えて暮らしています。
今回はそんなおふたりの人生に関わりの深い土地と、作品のイメージを意識したお料理でお食事をお楽しみいただけます。

アミューズ:ヤマモモコンポートのジュレ


まずは、アミューズとして、“果物王国”・岡山ならではのヤマモモのコンポートのジュレから。
素朴で繊細なヤマモモのコンポートは、ヤマモモを煮込んだジュースの優しい酸味とほんのりとした香りをきかした透きとおったジュレをまとって登場。

オードブル:タコのローマ風マリネ


続くオードブルは、柔らかな生蛸のマリネ。藤田桜氏の布貼り絵の作風をヒントにして、布に見立てたカボチャやパブリカなど、色鮮やかな野菜のペーストのシートで巻いて召し上がっていただく一品です。

パスタ:岡山産白桃の冷製カッペリーニ


パスタはやはり岡山産の桃の魅力がたっぷりと楽しめる冷製カッペリーニです。
柔らかい白桃の甘酸っぱさと生ハムの塩味が絶妙なバランスで、口いっぱいに桃の香りが広がります。バジルの風味も爽やかさに一役買っています。

魚料理:瀬戸内海のブイヤベース


メーンの魚料理は、瀬戸内海をイメージした夏仕立てのブイヤベースです。
貝の出汁を贅沢に使った磯の香のスープが、季節の魚など海の幸の魅力を引き立たせます。

肉料理:仔羊の白ワイン煮 ローマ風


そしてメーンの肉料理は、イタリア料理のカチャトーラという仔羊料理をアレンジしたもの。二人が41年間過ごしたローマにちなみ、白ワイン煮のローマ風に仕立てました。柔らかな仔羊を、肉の旨味たっぷりのソースと、きりっとした酸味のきいた白ワインソースの異なる2種のソースで楽しめます。

特製デザート


最後の締めくくりも、また岡山名産のマスカットの魅力を存分に楽しめる一品です。
リキュールを利かせたマスカットのコンポートやシャーベットなど、香り高いさっぱりとした大人の味を、パンナコッタや手作りのバニラアイスのクリーミーな味と一緒に楽しめる、欲張りなデザートです。

岡山産の食材やイタリア料理など、高橋秀と藤田桜夫妻の長年にわたる人生に因んだメニューで、暑い夏のひと時をゆっくりとお過ごしいただければ幸いです。
展覧会会期中、1日20食の限定です(パン・コーヒーまたは紅茶付で税込3900円)。
是非、展覧会とともにお楽しみください。     

                          






Y.M

投稿者:Y.M

2019.07.19 - 12:00 AM

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