Ars cum natura ad salutem conspirat

アーカイブ:2015年11月


砧公園の緑を背景に鑑賞するゴンサレスの彫刻


ピカソに鉄彫刻を教えた男、スペインの彫刻家フリオ・ゴンサレスの日本で初めての本格的な回顧展が世田谷美術館で始まりました!


普段は壁で遮られている展示室の窓を開放し、砧公園を背景にして彫刻作品を鑑賞いただけます。ゴンサレスの彫刻は、後のデイヴィッド・スミスやアンソニー・カロといった戦後の主要な彫刻家たちにも多大な影響を与えました。鉄板や鉄棒を折り曲げたり、溶接して制作された抽象的な彫刻は、「空間の中のドローイング」とも呼ばれています。

世田谷美術館の自然の光が差し込む、やわらかな空間は、そんなゴンサレスの彫刻作品の魅力を最大限に引き出してくれるでしょう。

是非ゆっくりと、秋から冬へと、うつろいゆく景色とともにご堪能ください。


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