Ars cum natura ad salutem conspirat

カテゴリー:岸田展


桜は満開、そして岸田展は、とうとう最終日!


新しい年度が始まりました。そして世田谷美術館がある砧(きぬた)公園では、今まさに、桜が満開です。ソメイヨシノをはじめ約840本の桜の大木が広々とした緑の公園のなかにゆったりと並び、早くもはらはらと花びらを散らしはじめています。

 


  そんななか、開催中の「岸田吟香・劉生・麗子」展が、4月6日(日)、とうとう最終日を迎えます。大勢の方が来場されて、ありがたいことにご好評をいただいてまいりました。「〈麗子像〉で有名な岸田劉生に、こんなに凄いお父さんがいたなんて…」、「〈麗子像〉のあの麗子さんが、ご自身もこんなに素敵な絵描きさんになっていたとは…」、と、ご覧になった方は皆さん、とても驚かれておりました。

 


セタビ Podcasting Vol.37


「岸田吟香・劉生・麗子」展 関連企画

対談「吟香とは、いったい何者だったのか」

2014年3月8日(土)に当館講堂にて実施されました。その一部をお届けいたします。


話者:鍵岡正謹 (岡山県立美術館館長)・酒井忠康(当館館長)



「岸田吟香・劉生・麗子 知られざる精神の系譜」展

2014年2月8日~4月6日 1階展示室



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ご利用方法について(※PCでお楽しみください)


岸田親子三代展、4月6日の閉幕まで、あとわずか2週間!


昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、なるほどしかり、にわかに春の気配がたちこめてまいりました。砧公園の木々もいっせいに芽を吹き、あとは桜の開花を待つばかりとなりました。その砧公園にある世田谷美術館では、現在、「岸田吟香・劉生・麗子展」を開催しています。最終日は4月6日ゆえ、とてつもない苦労を重ねて作り上げたこの企画展が、残すところわずか2週間で閉幕となってしまいます。


『岸田吟香・劉生・麗子 知られざる精神の系譜』展の図録はいかがでしょうか?


 暦の上は春なのに、何度か大雪に見舞われ、寒気はまだまだ退きませんが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 さて、2月8日より『岸田吟香・劉生・麗子 知られざる精神の系譜』が開催されております。

 

 そこで、ミュージアムショップでは、展覧会図録と、展覧会関連グッズを紹介させて頂きます。


 まず、今回の図録は、展示に即して親子3代、3部立てとなっております。愛娘をモデルとした<麗子像>の連作で知られる大正洋画壇の巨星、岸田劉生はあまりにも有名ですが、劉生の父である吟香は、開明派の文化人として各方面で活躍し、日本の近代化に対する功績は、枚挙にいとまがないと言われています。


 その父の活躍を第1部に、第2部に劉生が38歳で早世するまで画家として生き抜いた生涯を、そして第3部には、娘麗子の絵画や執筆の表現活動について記されています。


 吟香が生涯抱き続けた美術への関心が、劉生を画家にさせ、麗子をまた画家にさせたのでしょうか。図録を読みながら、そんな岸田家の精神の繋がりを辿ってみることができます。そして、皆様のご家族の精神の系譜にも、想いを巡らせてみてはいかがでしょうか。


 次に、岸田展関連グッズとしまして、≪童女図(麗子立像)≫、≪二人麗子図(童女飾髪図)≫の額絵(A4サイズ300円、マット付1,200円)、一筆箋(450円)、クリアファイル(A4サイズ400円)、その他 全16種類の絵葉書(120円)もご用意しております。ぜひお手に取ってご覧くださいませ。


 ミュージアムショップは、観覧券をお持ちでないお客様も、ご自由にお入り頂けますので、是非お寄りくださいませ。ショップスタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。


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