Ars cum natura ad salutem conspirat

アーカイブ:2008年01月


雪景色


昨日、東京では珍しく雪が積もりました。美術館は砧公園という大きな公園の中にあります。いつもは朝から親子連れや散歩、ジョギングなどでにぎわっているのですが、さすがに、この日はひとっこひとり見えませんでした。

そんな雪の中、いらしてくださったお客様にお声をかけると「寒いので、南の島(パラオ)の展覧会を見に来ました」とおっしゃっていました。なるほど。


世田谷美術館へのアクセス(交通案内)


しばしば「駅から遠すぎるよ」とお叱りを受けてしまう、我らが世田谷美術館(笑)。その度に「すいませんねえ」と申し上げるしかありません。


当館のチラシやホームページには、美術館へのアクセス(交通案内)情報を掲載しています。諸般の都合(バスの本数が少ないなど)で、そこに載せられない別の行き方についても、参考までにここにご紹介しておきます。これで少しは、世田谷美術館への「心の距離」が縮まればいいんですが…(笑)。


「美術大学」講師・群馬直美さんの葉っぱのワークショップ


当館人気の世田谷区民対象の長期講座「美術大学」では、年間約50日の授業をおこなっています。昨年、人気のあった授業のひとつが、群馬直美さんの葉っぱのワークショップ。群馬さんは四半世紀以上にわたって、ひたすら葉っぱだけを描き続けてきた異色の画家です。自分でも「葉画家(ようがか)」と名乗っておられます。このワークショップでは4回にわたり、1日1枚じっくり葉っぱをじっくりと描きます。お天気の日には中庭に机を出して青空教室。「だって、外の方が気持ちいいでしょ」と当然のように言う群馬さんのユニークな方針です。また、最終日には、当館のランドマークともいえる大きなクヌギの木に葉っぱよろしく、作品をつるしてミニ展覧会を開催しました。

「美術大学」では、この授業の他にも、彫刻や版画といった実技、グループで映画を撮るワークショップ、また美術史の講義や展覧会鑑賞会などをおこないます。次年度の美術大学受講生の募集は3月より開始いたします。


明けましておめでとう


明けましておめでとうございます。

今年世田谷美術館は22歳となります。人間でいえば大学を卒業して、いよいよ一人前の社会人となる年ごろですよね。あらためて、自分の足で大地を踏みしめながら、しっかり歩いていかねばと考えているところです。

展覧会の方はといえば、「パラオ-ふたつの人生」(開催中~1月27日)から、「冒険王・横尾忠則展」(4月19日~6月15日)、「石山修武建築が語る夢(仮称)」(6月28日~8月17日)、「ダニ・カラヴァン展」(9月2日~10月21日)、「山口薫展」(11月3日~12月23日)まで、いずれもスリリングなものばかり。日ごろ鍛えているチームワークの良さと軽快な身のこなしが、今年も存分に発揮されそうです。


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