Ars cum natura ad salutem conspirat

アーカイブ:2009年11月


『荒井良二さん、ふたたび現る。』


絵本作家の荒井良二さんが、

11月22日(日)、宮本三郎記念美術館に、またまた現れました。

イベントの名は「音広場・秋 荒井良二と連絡船」。

先月は講演会でしたが、今回はミュージシャンとして、

宮本三郎記念美術館のライブイベント「音広場」に出演されたのです。


「荒井良二と連絡船」が奏でる音楽は、

少しずつ吹き出した風が段々と強くなって、

いつの間にか強風吹きすさぶ草原にまっすぐと立っているような、

そんな気持ちにさせられる音楽でした。

けれどもトークは楽しくて、ほのぼのとした空間に。

お土産には、この日のライブをイメージして作られた「ブラックオリーブとオレンジピールとピスタチオのビスコッティ」。

荒井さんが試食して選び、荒井さんがかきおろした絵が添えられた特製の手作りお菓子でした。


素敵な時間が流れた宮本三郎記念美術館の展示室。

「荒井良二と連絡船」の魅力に大満足の夜でした。

ちなみに、荒井さん直筆のテストシートを見ることができるのは、あと数日(11月29日まで)。

詳しくは宮本三郎記念美術館のホームページでご確認ください。

http://www.miyamotosaburo-annex.jp/


映画「夏時間の庭」


 オルセー美術館の開館20周年企画として、同美術館の全面協力により映画「夏時間の庭」が製作されました。今回の世田谷美術館での「オルセー美術館」展に先駆けて、今年5月に劇場公開され大変話題になりましたので、ご覧になった方も多いことかと思います。


実はこの映画の中に、今回の展覧会に出品されている『マジョレルの机』(ルイ・マジョレル作≪書斎机“蘭”≫)が登場しているのですが、お気づきになった方はいらっしゃいますでしょうか? 母エレーヌが住んでいる家の書斎で、書類などがたくさん置かれ、日常的になにげなく使われているライティングデスクとして登場しているのです。


もし、お見逃しの方がいらっしゃいましたら、来週一般発売されますDVDでお確かめになってはいかがでしょう? また、現在、世田谷美術館のミュージアムショップにて、展覧会の会期中限定で先行割引販売も行っています。展覧会を観覧後、違った視点で映画を見れば、新たな発見を呼ぶかもしれません。


画家の家に招かれた気分、小さな展示室・・・


秋も深まりました。成城にある分館・清川泰次記念ギャラリーには、ゆったりとした時間が流れています。


四季の移ろいを眺めることができる中庭に面した小さな展示室では、鑑賞の余韻を楽しみながら、くつろげる空間となっております。


やわらかなソファと温いお茶。ゆっくり時間をかけて、図録やさまざまな書籍を手にとってじっくりご覧いただける、画家の家に招かれたような気分になれる展示室です。


今年は、例年よりも早く紅葉がはじまっているようです。お散歩のついでに、ぜひ清川泰次記念ギャラリーでくつろぎの時間を満喫して下さい。


19世紀のパリ


いま世田谷美術館では、19世紀末のパリを象徴するアール・ヌーヴォー芸術の展覧会を開催中ですが、2階の収蔵品展でも、「パリ憧憬―駒井哲郎 版画コレクション」と題して駒井哲郎と彼が影響を受けた西欧の銅版画家たちの作品を展示しています。


季節はずれの、サクラ?


秋の行楽で砧公園に訪れる方々とあいまって、賑わいをみせている世田谷美術館。

そのエントランス前広場からほど近い場所に、一見、季節はずれ?とも思える桜の花が、見ごろを迎えております。

この桜、ジュウガツザクラといい、またの名を「冬桜」とも呼ばれる品種です。年に二度、春と晩秋に花を咲かせるのだそうです。思わず足を止め、写真を撮る人に囲まれ、ちょっとした人気者になっている様子。

現在、当館では、「オルセー美術館展 パリのアール・ヌーヴォー 19世紀末の華麗な技と工芸」展を開催中です。百花繚乱、アール・ヌーヴォーの世界をご堪能いただいたあとには、ぜひ、この可愛らしい桜も見つけてみてください。


レンタサイクルをご存じですか?


世田谷区にはレンタサイクルシステムがあるのをご存知でしょうか? レンタサイクルシステムとは、1台の自転車を複数の人が共有して利用する仕組みです。通勤に、通学に、また買い物や散策など、自転車が必要なときに利用できます。

京王線『桜上水駅』、小田急線『経堂駅』・『成城学園前駅』、田園都市線『三軒茶屋駅』・『桜新町駅』の5駅にポートがあります。このうち『桜上水駅』・『経堂駅』・『桜新町駅』にはコミュニティサイクルポート『がやリン』があり、相互利用(どこでも借りられ、どこへでも返せる)のできるシステムを導入しています。


街中でおまちしてます


この秋、宮本館の講座室はフル稼働です。

毎週のように、講演会やワークショップ、コンサートといったイベントが開催されています。イベントのお知らせはホームページや区報以外に、オリジナルのチラシでも行っています。どこかでご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。

ちょっといびつなキャラクターや、素朴な文章はご愛嬌。

皆様により分かりやすくイベントのイメージをお伝えできるように、日々がんばって制作しています。


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