Ars cum natura ad salutem conspirat

ふだん着の美術館、ブログでお伝えしています。

「セタビブログ」は、これまでの広報物ではお伝えできなかった、ふだん着の世田谷美術館について、当館スタッフが日々お伝えしていく新しいセタビのニュースソースです。


セタビPodcasting Vol.51(「エリック・カール展 The Art of Eric Carle」に関連した音声コンテンツ)


ゲスト:もり ひさし(児童文学者、歌人)

聞き手:門 あすか(当館学芸員)、遠藤 望(本展担当・当館学芸員)


世田谷美術館で7月2日まで開催し、ご好評をいただきました企画展「エリック・カール展 The Art of Eric Carle」に関連し、絵本『はらぺこあおむし』をはじめ、エリック・カール氏の絵本の訳を多数になわれた、もり ひさし氏に、お話をうかがいました。


~トピックス~

『はらぺこあおむし』にまつわるエピソード――

 訳者がひも解く、カールさんが『はらぺこあおむし』にこめた想い

 “The Very Hungry Caterpillar”から「はらぺこあおむし」が生まれるまで

 日本語版の制作を担われた経緯と、もり ひさし氏の創作活動の原点、ことばの秘密


ごゆっくりお楽しみください。



PLAY(赤い三角印)をクリックして再生してください。


ご利用方法について(※PCでお楽しみください)


カールさんの88歳のお誕生日、「エリック・カール展」10万人達成!


6月25日(日)のエリック・カールさんの88歳のお誕生日、開催中の「エリック・カール展 The Art of Eric Carle」の入場者が10万人をこえました!

10万人目のお客様は、神奈川県の厚木市からいらした20代後半のお父さん、お母さんと4人兄弟姉妹の子どもたちでした。


1歳になる次女の娘さんが、『はらぺこあおむし』の絵本の歌が大好き(当館でもコンサートを行なって大好評でした)なのをきっかけに、もともと絵が好きだったお母さんが、是非原画をみたいとのことで、ご家族揃っておでかけくださったとのことです。


記念に展覧会の図録とグッズが、保坂展人世田谷区長と酒井忠康世田谷美術館館長から、ご家族に手渡されました。


6月20日(火)~25日(日)まで、ご来場の方々に配布していた平日1000枚、土曜、日曜日は3000枚限定でご用意していた1万枚のエリック・カールさんの誕生日を祝う特別シールもお陰様ですべてお配りできました。

まさに、カールさんのお誕生日に相応しい1日でした。


壮観!ずらり美術館ボランティア


世田谷美術館には「鑑賞リーダー」というボランティアの方々がいます。

今年の活動者は269名。年間活動日数は約300日、年間活動者は延べ3000名。1997年から活動しています。

主な活動は、子どもたちの団体の美術館案内、そして100円ワークショップの企画・運営です。当館の教育普及事業は鑑賞リーダー無しには何も語れない、といって過言ではありません。


現在、開催中のエリック・カール展では、6月に入って以降、平日は毎日世田谷区立の小学校4年生が授業の一環として訪れています。普段なら、5人~8人くらいのグループに鑑賞リーダーが一人つくのですが、本展はとても混雑していて、4人以下でないと理想的なグループ鑑賞ができません。

そのため、毎日毎日、本当にたくさんの鑑賞リーダーにいらしていただいています。


そして某月某日、ついに来ました。地域最大規模の大型校の来館です。1グループ4人以下にするためには鑑賞リーダーが50名以上必要になる計算です。実はこの数、20年続けてきたこの活動で過去最大級。

日々、お客様が増えているこの頃、「この日」については、職員、鑑賞リーダー共に恐れ、心配していました。前日には「どうぞ、ご都合のつく方は飛び入りでいらしてくだされば助かります」と鑑賞リーダーに一斉メールを送り・・・。


そして、当日。

次から次から次から、来るわ来るわ、大勢の鑑賞リーダーが「来たよ!」と駆けつけてくださり、当初27名の予定がなんと56名!


なんて幸せな美術館なんだろう。


「清川泰次が写したパリ」開催中です


早くも真夏を思わせる強い日ざしの日が多くなりました。

清川泰次記念ギャラリーが迎える13回目の夏を想像しながら、今年も省エネ・涼感upのため、「グリーンカーテン」をつくります。土は、腐葉土をつくる所から始め、本格的。5/6にゴーヤの苗の植え付けをし、つるがネットに絡みつき始めました。

涼やかで気持ちの良い眺めにほっと一息・・


「エリック・カール展」特別ランチメニュー「もうひとつの物語」


「エリック・カール展 The Art of Eric Cale」が始まり、毎日、抱っこされた赤ちゃんや、小学校入学前の子どもたちなど、たくさんの方々が、エリック・カールさんの絵本の原画を見に来てくれています。

オープン前日の開会式には、カールさんもご出席くださり、「日本のすべてが好き」とのメッセージをいただきました。急遽決まった翌日のサイン会でも一人ひとりに笑顔でサインを書いてくださいました。


さて、美術館の併設レストラン「ル・ジャルダン」では、『はらぺこあおむし』のあおむしが喜ぶような柔らかな新緑に溢れる砧公園を眺めながら、絵本の世界を食で味わっていただく展覧会特別ランチメニュー「もうひとつの物語」(1日限定20食 税込2800円)をご用意しています。

オードブルからデザートまで、カールさんの絵本『はらぺこあおむし』や『パパ、お月さまとって!』、『月ようびは なにたべる?』からヒントを得て創作した楽しいメニューで構成されています。

ぜひ、絵本のシーンを思い浮かべながら召し上がっていただければ幸いです。


※なお、5月1日(月)は、セタビカフェのみの営業で、レストランは休業させていただきます。


エリック・カール展 グッズ付き前売チケットをご紹介します。


4月22日(土)より開催の「エリック・カール展 The Art of Eric Carle」。


絵本『はらぺこあおむし』で知られるアメリカの絵本作家エリック・カールの絵本原画や作品資料など、約160点の作品をご紹介する本展では、数量限定のグッズ付き前売チケットをご用意しています。

前売チケットとセットでご用意しているのは、写真の3種類、「オリジナル缶バッジ付きチケット」、「本展公式図録&オリジナルトートバッグ付きチケット」「はらぺこあおむしポーチ&オリジナルミニミラー付きチケット」です。


※数に限りがございます。

※グッズ付き前売チケットはプレイガイドのみの販売となります。

 前売券のみの販売は4月21日まで美術館でも行なっています。


詳しくは展覧会公式サイトをご覧ください。

http://ericcarle2017-18.com/


セタビPodcasting Vol.49-50(「花森安治の仕事 ― デザインする手、編集長の眼」展に関連した音声コンテンツ【前編】【後編】)


ゲスト:小榑雅章(『暮しの手帖』元編集部員)

聞き手:矢野進(本展担当・当館学芸員)、門あすか(当館学芸員)


開催中の企画展「花森安治の仕事 ― デザインする手、編集長の眼」に関連し、『暮しの手帖』元編集部員の小榑雅章(こぐれ・まさあき)氏に、本展の見どころや当時のお話をうかがいました。前編と後編に分けてお届けいたします。


~トピックス~

前編

・本展の見どころと、花森安治の『暮しの手帖』について

・デモとペンの闘い方の違いについて

後編

・展示室の花森安治氏の音声――取材の姿勢について

・初めての原稿「ドライバー」の買い物案内について

・名店の料理人によるレシピについて


ごゆっくりお楽しみください。


【前編】


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【後編】


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ご利用方法について(※PCでお楽しみください)


企画展「花森安治の仕事 ― デザインする手、編集長の眼」は、2017年4月9日(日)まで、開催しています。ぜひ、お越しください。この機会に是非ご覧ください。


暮しを豊かにする昭和の懐かしのレシピから


昨年放送されたドラマ「とと姉ちゃん」の影響もあって、「花森安治の仕事―デザインする手、編集長の眼」展は、毎日多くのお客様にご来場いただいています。

当館の併設レストラン「ル・ジャルダン」では、会期中、花森の装幀により暮しの手帖社から出版されたお料理のレシピ集『一皿の料理』と現在も販売中の『おそうざい風外国料理』に掲載されているレシピをアレンジした特別メニューのコースを企画しています。昭和の食卓に豊かさを提案したお料理は、現在も魅力的です。


セタビPodcasting Vol.48(「開館30周年記念 コレクションの5つの物語」展に関連した音声コンテンツ)


ゲスト:酒井忠康(当館館長)

聞き手:門あすか(当館学芸員)


開催中の企画展「開館30周年記念 コレクションの5つの物語」に関連し、当館の館長 酒井忠康へのインタビューをお届けいたします。


2004年より当館の館長を務める酒井が、世田谷美術館のコレクションの魅力や特色と、世田谷美術館30年のあゆみについて語ります。ごゆっくりお楽しみください。



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ご利用方法について(※PCでお楽しみください)



企画展「開館30周年記念 コレクションの5つの物語」は、2017年1月29日(日)まで、

ミュージアム コレクション展「ぜんぶ1986年―世田谷美術館の開館とともに」は、2017年4月9日まで開催しています。この機会に是非ご覧ください。


シンプルな世界へ


2016年度、世田谷美術館分館・清川泰次記念ギャラリーでは、清川泰次(1919-2000)の1950年代から1980年代までの作品の変遷を辿りながら、近年あらたに収蔵した作品を3期に分けてご紹介しています。


具象的なスタイルから出発した清川は、戦後間もない1951年の渡米を機に、本格的に抽象表現へと移行しました。


Ⅰ期「地中海、アジアの旅から」では、アメリカ滞在後の帰途に訪れたエジプト、ギリシャ、ミャンマーなどから着想を得た作品群を旅行中の写真とともに、Ⅱ期「線と色の交錯」では、最初の渡米から1963年の再渡米までの間に制作された、色面と線が複雑に交錯する実験的な作品群をご紹介いたしました。


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