Ars cum natura ad salutem conspirat

もうひとつの十二の旅


現在、当館では「十二の旅:感性と経験のイギリス美術」展を開催しています。これは、12人のイギリスのアーティストの作品を「旅」に見立てて、ご紹介するものです。アーティストは、作品の上で、どこにでも旅をすることができます。例えば、ターナーのように、「まるで絵のような風景」に旅をしたり、アンソニー・グリーンのように自分の子ども時代の幸せなある一瞬に出かけたり。「旅」は想像力を膨らませます。

その関連ワークショップとして、「エッチング講座:もうひとつの十二の旅」を1月10日、17日、24日、31日の4日間で開催しました。

内容は、「旅」をテーマにエッチングの技法で銅版画作品を作るものです。参加者は一般の方17名でした(正確には「十二の旅」ではなく、「十七の旅」なのですが・・・)。この講座では、思い出に残る旅の風景から、心の旅まで、17通りの様々な作品ができあがりました。テーマが「旅」というためでしょうか? 講座初日からわきあいあいと、初対面の方々も仲良く盛り上がった楽しい講座でした。

作品は当館の休憩所にて、3月1日まで「もうひとつの十二の旅」展として展示されております。「十二の旅」展とあわせて、是非ご覧ください。

今週末の8日・11日には、子ども(小4~中学生))対象のワークショップ「13番目のぼくの旅~どこへでもいける駅」が行われます。こちらは、「もしも、どこへでも行けるとしたら?」と仮定し、自由に旅を企画して演劇仕立てで発表するものです。まだまだ参加者を募集中ですので、ご興味のある方はお問い合わせください。


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