発見?!アートライブラリー

ライブラリーは、住居の書斎をイメージして設計されていて、ナラの木の家具、丸い白熱灯の光、縦長の大きな窓越しに公園の緑が広がっています。大きいとは言えない室内ですが、暖かみのある空間でゆったりとした時間の流れを感じていただけます。

2012年3月31日からの美術館のリオープンに合わせ、ライブラリーも壁の塗り替えや書架レイアウトの変更、図書（約2000冊）の入れ替えを行い、雰囲気も変わりました。そのため、ライブラリーがあることに気が付いて頂けたのかもしれません。

壁面には、アンリ・ルソーの作品をジャケットに使用したLPレコードの数々を飾り、天井にはモビールがゆったりと旋回しています。おすすめの絵本も用意しました。利用者の皆さまは、展覧会図録を読んだり、熱心に画集を見たり、美術雑誌の最新号をチェックしたり…思い思いの時間を過ごされています。最近は、リニューアルしたライブラリーを褒めていただくことも増えてきました。

世田谷美術館のライブラリーは研究者だけのものではありません。専門図書館は敷居が高そう？大丈夫です！かつて訪れた展覧会のカタログを手にして懐かしい気持ちになったり、たまたま選んだ本から思いがけず新しい情報を入手できたり。美術館を訪れた日、ライブラリーでさらに素敵な時間を過ごしていただけると思います。

投稿者: Y.N　日時: 12:00 AM