Ars cum natura ad salutem conspirat

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「ファッション史の愉しみ ― 石山彰ブック・コレクションより ―」今週末から始まります。


いつの時代も人々を魅了し、流行とともに変化を遂げてきたファッション。石山彰氏は、研究者として日本での西洋服飾史研究を牽引する一方、ファッションに関する世界各国の文献など、資料の蒐集に力を注ぎました。

本展でご紹介するのは、その石山氏のコレクションから、ファッション・ブックやファッション・プレートの数々です。展示室には、中世ヨーロッパの挿絵本から、20世紀にポショワールという技法で作られた色鮮やかな版画、洋装を取り入れ始めた明治時代の日本人を描いた錦絵まで、古今東西のファッションを伝える資料が並びます。そして、神戸ファッション美術館の所蔵するドレスをはじめ、美しい衣装もたくさん!それぞれの時代に、実際に使われていたものです。衣装を纏うマネキンも、ただのマネキンではありません。1点1点、衣装に合わせて製作し、時代の流行を再現した髪型と、化粧を施してあります。


「ファッション史の愉しみ ― 石山彰ブック・コレクションより ―」は、2月13日(土)より始まります。人々の飽くなき探求によるファッションの変遷と、見ごたえのある展示空間をお楽しみください。


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