Ars cum natura ad salutem conspirat

数学的視点で注目された収蔵品展「絵画が語る1945±15」


先日、突然数学の教科書を製作している会社から電話がありました。「数学と美術?」と思って電話をとると、現在開催中の当館の収蔵品展を、そこの会社のホームページで紹介したいとのこと。この会社では、「編集部員の算数・数学な日々」という連載コラムで、日常生活の中で見つけた算数・数学ネタを紹介しているそう。ここでは、あれもこれも、言われてみれば確かにと思う、意外な場面で数学が関わっていたんだ!というトリビア的話がたくさん紹介されています。

では、今回当館の収蔵品展のどこが数学ネタとして注目されたかというと

「絵画が語る1945±15」というタイトルそのものでした。

中学校の数学で習う±の意味が、この展覧会タイトルではとても効果的につかわれているということで、見事このコラムにエントリーされたのです。

この収蔵品展は、日本の終戦の年である1945年を分水嶺にして、その前後の15年を当時制作された絵画や、写真作品から昭和という時代を読みとくという内容の展覧会です。まさに1945年を基点にした前後の15年間は世の中が大きく変化した激動の時代。こうした社会情勢は、表現の世界にも確実に影響を与えています。 ということで、展覧会の主旨はまさにこの±に込められているのです。

数学が苦手な方もこの「編集部員の算数・数学な日々」コラムはお勧めです。数学が身近な感じになります。「美術な日々」という視点から日常を眺めると、またいろいろな発見があるかも・・・

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