Ars cum natura ad salutem conspirat

用賀駅から美術館へ


世田谷美術館にいらっしゃるには何通りかのルートがあります。

東急田園都市線の用賀駅からバスまたは徒歩で。

小田急線の成城学園前・千歳船橋駅からバスで。

また、日曜日であれば、田園都市線の急行が止まる二子玉川駅からバスが運行されています。


今日は、一番利用率の高い用賀駅から世田谷美術館へのルートをご紹介いたしましょう。

と、言っても何度かいらしたことがある方にはお分かりの道ですけれど。


秋の気配が漂い始めたら、お天気のよい日には歩いていらっしゃるのもよいかもしれません。用賀駅からは、ゆっくり歩いて20分ほどの道のりです。

北口を出て、大きなディスカウントショップ方向に進むと、通称いらか道という遊歩道に出ます。春には桜、初夏には新緑、秋には紅葉、夏には疎水に吹く風が気持ちのよい道です。


また、いらか道にはいろいろなところに百人一首が刻まれていますので、100首を探しながら歩くという楽しみも味わえます。いらか道が終わると環八に出ます。環八を渡ると砧公園で、その砧公園を抜けると世田谷美術館に到着します。


砧公園は都立の公園ですが、緑の多い公園で、ここでも自然を感じながら美術館へ行くことができます。20分という少々長めの道のりですが、変化に富んでいますので、ゆっくりと周りを味わいながら歩くというのも、美術鑑賞へ向けての楽しみのひとつになるかもしれません。


 9月12日からはオルセー美術館展が始まります。今回の展覧会では、用賀駅より美術館までのバスの直行便が出ることになりました。病院を経由する通常の運行便に加え、10時から18時までの間のだいたいの時間帯、平日で1時間に2往復、土日祝日で1時間に4往復走る予定です。こちらも是非ご利用ください。歩くもよし、バスもよし。秋の日を世田谷美術館でお楽しみください。


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