Ars cum natura ad salutem conspirat

美術館育ち。


個性あふれる世田谷美術館の分館たち。

そのうちのひとつである宮本三郎記念美術館には

知る人ぞ知る、小さな庭があります。

この庭は宮本三郎が過ごした当時の面影を残したまま。

四季折々の植物が彩りを添えています。

その庭に今年も夏がやってきたことを知らせてくれたのは、

なんと、

美術館育ちのキュウリとトマトたち。


トマトはまだ青々としていますが、

そのツヤの美しいこと。

雨露をまとって光り輝いています。

キュウリは痛いほどのトゲを持ち、

ヘチマに近づく勢いで日に日に大きくなっています。


ちょっと不思議な組み合わせですが、

美術館育ちの夏野菜たちには、これからが本番。

美しい夏の庭を演出してくれることでしょう。


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