Ars cum natura ad salutem conspirat

アーカイブ:2010年11月


展覧会の舞台裏


ひと雨ごとに冬の足音が近づく今日この頃です。

宮本三郎記念美術館でもいよいよ第Ⅱ期展のフィナーレをむかえているところです。


8月の暑い時期からはじまった今期の展示は、

戦争記録画を中心とした重厚なテーマだったこともあり、

いつにもまして多くのお客様に関心を持っていただき、

好評のうちに終了をむかえることができました。

御礼申し上げます。


今年も咲いています


砧公園といえば桜の名所でもあります。桜の季節といえば春ですが、砧公園にはこの時季に木枯らしに耐えながらひっそりと咲いている桜があります。それがこのジュウガツザクラです。これは年に2回咲く珍しい桜なのです。美術館エントランス広場の近くに2本あります。春は華やかですが、この時季はひっそりと咲いているので、気がつかない人も多いのではないでしょうか。駅から遠くてちょっと不便な世田谷美術館ですが、その代わり周りにもいろいろ見所があるのです。


弦楽の響き・新春の音色


世田谷美術館分館・宮本三郎記念美術館では、毎年、御屠蘇気分のぬけないうちに、コンサートをひらいています。題して、「ニューイヤーコンサート」。

そのものずばり、ひじょうにわかりやすいタイトルです。

今年も年明け1月15日(土曜日)に開催いたします。

出演はベテランぞろいの「アコルディ弦楽四重奏団」。

新春にふさわしい、ほのぼのとした名曲の数々をお届する予定です。

絵に囲まれた心落ち着く空間で、弦楽の響き、新春の音色をお楽しみください。

くわしくは、宮本三郎記念美術館ホームページ、「情報ガイド」(毎月25日発行)をご覧ください。

宮本三郎記念美術館:http://www.miyamotosaburo-annex.jp/


松ぼっくり


すっかり肌寒い季節になりました。世田谷美術館の周りの緑もかなり色づき、枯葉が舞い落ちております。「くぬぎの広場」にある大きなヒマラヤスギに付いている「松ぼっくり」もすっかり茶色くなりました。「杉なのに松?」と思う方もいるでしょう。ヒマラヤスギは「スギ」という名前が付いておりますが実はマツ科だったのです。ゆっくりと成長する「松ぼっくり」、落っこちてくるにはもう少し時間がかかりそうです。このヒマラヤスギは、レストラン「ル・ジャルダン」からもよく見えます。


新しい絵ハガキが登場します‐清川泰次記念ギャラリー


この秋、清川泰次記念ギャラリーに新しく2枚の絵ハガキ「海の見える街-56」と「Lavender Poem-59」が登場します。どちらの作品も画家・清川泰次の代表作と言われるもので、優しい色使いが非常に印象的な作品です。今回完成した絵ハガキも、原画の作品と同様に、淡く優しい色合いが再現されています。


この2つの作品は、清川泰次が初めての渡米から帰国し、その後世界中を旅行したのちに制作された作品です。ヨーロッパ各国、エジプト、ギリシャ、インド、ビルマ、タイといった様々な国を訪れ、多くのものを吸収したこの時代の清川作品は、以前に比べて静寂さが増し、見るものにより一層自由な視点を与えてくれます。


現在、清川泰次記念ギャラリーで開催されている、第Ⅱ期展「自由への探求<もの>にとらわれない世界へ」では、この時代の作品を多く展示しています。様々な国を訪れ、独自の視点と作風を模索していく過程が、清川泰次の作品と言葉を通して伝わってくる展覧会となっています。今回新しく完成した絵ハガキ「Lavender Poem-59」も出品されています。原画を見ることが出来る貴重な機会ですので、ぜひ足をお運びいただけたらと思います。第Ⅱ期展「自由への探求<もの>にとらわれない世界へ」は11月28日(日)まで開催しています。


また第Ⅲ期展「清川泰次 色と形のシンフォニー」では、絵画だけではなく、テキスタイルなどの生活デザインも手掛けた、清川泰次の幅広い作品がご覧になれます。作品展示だけではなく、泰次がデザインした食器やハンカチ、キーホルダーなどの販売も行う予定です。こちらは12月4日からの公開となります。新しい絵ハガキとともに、皆さまのお越しをお待ちしております。


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