Ars cum natura ad salutem conspirat

くぬぎ広場の夏


夏が近づき、公園の緑が日に日に濃さを増しています。当館のシンボルともいえる、樹齢百数十年のクヌギの大樹も、豊かに葉を繁らせつつあります。


世田谷美術館の建物は、このクヌギを切り倒さないことを条件に建てられました。設計を手掛けた内井昭蔵氏は、クヌギを始めとする木々の緑を館内からも楽しめるように、大きなガラス窓のある展示室や渡り廊下をつくりました。ここは自然と共生する美術館なのです。

今夏、このクヌギの大樹の周囲を舞台に、ダンサーの東野祥子さんのソロダンスを行います。


「INSIDE/OUT 2010」と銘打った、当館の新しいパフォーマンス・シリーズです。美術館の内と外を意識し、建築と自然環境、そして踊る身体がコラボレーションします。


日没とともに開演予定。ゆったりとした時間の流れを感じながら、ダンスをお楽しみいただけます。詳細はプログラム&イベント欄でご紹介していますので、みなさまぜひお越しください。


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